在日ブラジル商工会議所(CCBJ)主催、第16回ブラジルフェスティバル2023が7月15日、16日に東京・代々木公園イベント広場にて入場無料で開催される。
日本人のブラジル移民115年を記念する今年は、ブラジルと日本の融合をあらわすプログラムとなっている。ブラジル人アーティストと日本人アーティストがショーに生出演する他、ステージでの演奏や、食品ブース、カポエイラを紹介する。
特別ゲストとして、ブラジルのカントリーミュージック、セルタネージョの人気デュオ「Talis(タリス)&Welinton(ウェリントン)」が来日し、7月16日のステージに登場する。2人は2019年に歌手のMarília Mendonça(マリリア・メンドンサ)とともにヨーロッパツアーを行い、YouTubeチャンネルの動画再生回数は1億1500万回を上回っている。
7月15日のステージには、日系ブラジル人歌手の岡本カウアンが登場。新曲「The First」を発表したKAUANは、ブラジル出身の両親のもとに愛知県で生まれ、2017年のデビュー以来、日本で音楽活動を行ってきた。ブラジルフェスティバルでは、ブラジル人や日本人をはじめ、様々な国出身の観客とともにライブを作り上げることを楽しみにしていると語っている。
フォホーはブラジル北東部で生まれた音楽で、通常ペアになって踊る。2021年にはブラジルの無形文化遺産に認定された。今回出演するピファノ・トーキョーは、日本人ミュージシャンで構成されたグループで、ブラジル北東部の音楽を日本に紹介する活動を行っている。
ブラジルフェスティバルには、ブラジル音楽を演奏する日本人らを含む総勢20組のアーティストが出演し、ラップからボサノヴァ、アシェ、マラカトゥ、バイオン、MPB、ピゼイロ等々、様々なスタイルの音楽を披露予定となっている。
さらに、今年のブラジルフェスティバルには、ブースやキッチンカーなど30店以上が出店する。会場では、シュラスコやフェイジョアーダ(黒豆と豚肉の煮込み)、パモーニャ(トウモロコシで作るお菓子)、フェイジョン·トロペイロ(フェイジョンにキャッサバ芋やソーセージ、カリカリに揚げた豚皮などを混ぜた料理)、などのほか、アサイースムージーなど様々なドリンク類も販売される。
その他、ブラジル製のアクセサリーや香水、ビーチサンダル、衣類、ビキニなどを扱うブースも出店する。また子供向けに様々なエアー遊具で遊べるスペースも設置される予定。
第16回ブラジルフェスティバルは、7月15日、16日の11時〜19時に、東京都代々木公園イベント広場にて入場無料で開催する。