小林製薬の「サラサーティ」は、特に「おりもの」にまつわる身体の不安や悩み、疑問が多い若者に向けて、おりものシート付きガイドブック「My Body,My Self.」を制作している。ガイドブックは9月に原宿で開催される期間限定イベントにて3,000部を無料配布する(予定)。
同社の調査では、31.8%が「おりものの量やにおいが気になる」と回答している。また、53.5%が「女性特有の悩みついて情報収集はしない」と回答。女性特有の悩みで辛いと感じることで一番多かったのは、症状自体ではなく「ケアする方法が分からない」(25.8%)や「正しい知識を知らない」(22.3%)だった。
「生理」については、学校教育でも教えられ、オープンに語れるムードが徐々に生まれているが、「おりもの」についての悩みや正しいケアの方法などが語られることは少ない。「おりもの」は身体の調子を知らせてくれる大切なサインであり、正しくおりものについて理解することで、自分自身の身体と向き合い、大切な人と分かり合う機会を届けるために、サラサーティ35周年という節目に、若者向けのガイドブックを制作することとなった。
同ガイドブックは、カラダや性にまつわる「しかたない」を可視化し、より風通しのよい社会に向けたアクションを展開するソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」と共同開発。編集には『ヒップな生活革命』『WEの市民革命』などの著書で知られる佐久間裕美子氏率いるsakumag collectiveを迎えた。
サラサーティ公式Twitterでは、7月5日からおりものやカラダに関して、日頃感じる疑問や漠然とした不安、過去に悩んだことを募集しており、届いたコメントの中から数点、回答とともに掲載する。巻末には、サラサーティからのギフトとして、おりものシートを付録した。