JR東日本の車両185系(「新幹線リレー号」のカラーリングを復刻したC1編成)が8日、「広電から銚電への100周年バトンリレー」と題したイベントの一環で、貸切列車「100周年バトンリレー号」として成田駅から銚子駅まで運行された。
「広電から銚電への100周年バトンリレー」は、2022年に開業100周年を迎えた広島電鉄、2023年に開業100周年を迎えた銚子電鉄の2社に加え、スプリング・ジャパン、JR東日本千葉支社、銚子市などが連携。広島~成田~銚子間で「100周年のバトン」をつなぎ、鉄道・航空の魅力を発信するリレーイベントとして開催された。
7月8日の朝、広島空港で広島電鉄の社長からスプリング・ジャパンの社長へバトンが渡され、両社の社長がツアー参加者とともにスプリング・ジャパンの航空機に搭乗。成田空港に到着した後、成田駅でJR東日本千葉支社長へバトンが渡されたという。
バトンリレー関係者とツアー参加者は、185系C1編成の貸切列車「100周年バトンリレー号」に乗車。かつて上野~大宮間を走った「新幹線リレー号」をほうふつとさせるヘッドマークを掲げ、15時頃に成田駅を発車した。途中の佐原駅で撮影タイムなど設けつつ、185系C1編成は成田線を走行。銚子駅に到着した後、銚子電鉄の社長へバトンが渡され、貸切列車「バトンレシーブ号」で犬吠駅へ。同駅の駅前広場でゴールを迎えた。
銚子電鉄は7月9日に「銚電まつり」を開催し、会場の犬吠駅前広場で広島~成田~銚子間をつなぐ鉄道・航空の魅力を発信するイベント「千葉・銚子に広島がやってくる!」も同時開催。この日に限り、銚子電鉄のすべての列車に無料で乗車できるとのこと。