Twitterを運営する「X」社(X Corp.)は、Facebookで知られるMeta社が先日リリースした新SNS「Threads」に対して、知的財産権侵害と企業秘密の不正流用を主張し、法的措置の可能性を示唆しているという。米メディアが報じて話題になっている。ネットでは「やっぱりもメタ」「改悪しなければ」などと、その動向に注目が集まっている。
これは、X社の弁護士がMetaのマーク・ザッカーバーグCEOに宛てた書簡から明らかとなったとされる。「Threads」の見た目や、操作感がTwitterに酷似しており、X社はMetaが複数の元Twitterのスタッフを雇用し、このスタッフたちがThreadsの開発に関与したことで、Twitterの取引秘密や機密情報にアクセスしていたと主張しているそうだ。X社は「知的財産権を厳密に守る」とし、Metaに対して「Twitterの取引秘密や機密情報の使用を停止する」よう要求しているとのこと。
これに対しMetaの広報担当者は、「はっきり言っておく:『スレッドエンジニアリングチームに元Twitter社員はいません』」とThreadsで投稿している。
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一方で、Twitterのオーナーであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏は、この件に触れ、「競争はいいが、不正はダメだ」とコメントしている。
なお、MetaのザッカーバーグCEOは、Threadsのサービス開始から1日で、すでに3,000万人の登録者を突破したことを報告している。Competition is fine, cheating is not
— Elon Musk (@elonmusk) July 6, 2023
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ネットでは「やっぱりもメタ」「ツイッター君が改悪しなければこうはなってないんだよなぁ」「うーんこの」「コナミみたいなことやってる」「SNSってどこか似通ってしまうことはもはや避けられない」「自由にやっていたものが急に不自由になれば、新しい自由を求めて旅立っちゃうよ~」などの声が寄せられた。