JR東日本は7日、昨年度の各駅乗車人員等のデータを同社サイト上に公開したと発表した。2022年度、乗車人員の上位100駅について、全駅でコロナ禍の影響から回復し、「2021年度より多くのお客さまにご利用いただきました」とのこと。
各駅乗車人員の1位は前年度と同じく新宿駅、2位も前年度と同じく池袋駅に。新宿駅は2022年度の乗車人員60万2,558人(定期外29万3,190人、定期30万9,367人)で前年度より15.4%の増加、池袋駅は2022年度の乗車人員45万8,791人(定期外20万2,273人、定期25万6,518人)で前年度より12.6%の増加だった。ただし、コロナ禍前の2018年度、新宿駅の乗車人員は78万9,366人、池袋駅の乗車人員は56万6,994人で、両駅ともコロナ禍前の水準には戻っていない。
3・4位は前年度から入れ替わり、東京駅が2022年度の乗車人員34万6,658人(定期外18万2,209人、定期16万4,449人)で3位、横浜駅が34万536人(定期外14万5,726人、定期19万4,810人)で4位に。前年度比において、横浜駅が12.1%の増加に対し、東京駅が22.7%と大幅に増加している。東京駅は上位10駅の中で最も増加率の高い駅となった。
5~7位は前年度と変わらず、渋谷駅が2022年度の乗車人員29万2,631人(定期外15万2,740人、定期13万9,891人)で5位(前年度より17.8%増加)、品川駅が2022年度の乗車人員24万8,650人(定期外12万3,857人、定期12万4,792人)で6位(前年度より17.0%増加)、大宮駅が2022年度の乗車人員22万6,249人(定期外9万1,881人、定期13万4,367人)で7位(前年度より11.4%増加)。8~11位は順位が入れ替わり、前年度9位だった新橋駅が2022年度の乗車人員19万3,244人(定期外8万2,014人、定期11万1,230人)で8位(前年度より15.4%増加)、前年度11位だった秋葉原駅が2022年度の乗車人員19万506人(定期外10万5,503、定期8万5,003人)で9位(前年度より17.9%増加)となり、順位を上げた。
前年度8位だった北千住駅は2022年度の乗車人員18万3,824人(定期外5万4,839人、定期12万8,984人)で10位(9.1%増加)、前年度10位だった川崎駅は2022年度の乗車人員17万5,876人(定期外7万8,087人、定期9万7,788人)で11位(前年度より8.1%増加)だった。他の駅の乗車人員も、JR東日本のサイト内で確認可能。各駅乗車人員に加え、新幹線駅別乗車人員とBRT駅別乗車人員、路線別の利用状況(平均通過人員、旅客運輸収入、平均通過人員推移グラフ)のデータも公開している。