AlbaLinkは、「事故物件に関する意識調査」の結果を7月4日に発表した。調査は6月7日〜8日の期間、全国の男女500人を対象にインターネットで行われた。

  • 賃貸住宅を選ぶ際に事故物件を気にするかどうか

まずはじめに、賃貸住宅を選ぶ際に事故物件を気にするかどうかを尋ねたところ、「とても気にする」「やや気にする」と答えた人が合わせて87.4%という結果に。9割近い人が事故物件かどうかを気にしているとわかった。

  • 事故物件に住みたくない理由ランキング

次に、事故物件に住みたくない理由について聞くと、「とにかく怖い」が128人で1位に。 その理由については、「幽霊を信じてはいないけれど、怖い」「自分がとても臆病な性格なので」といった声の他にも、「人が亡くなった部屋にいることが怖い」という意見が多数寄せられた。

2位は「なんとなく気分がよくない」(83人)で、「家賃が安くても、なんだか気分が良くないから」、「事故などは気にならないが、自殺や殺人は気味が悪いので嫌」といった理由が寄せられた。

続いて、3位には「縁起が悪い」(81人)、4位には「幽霊・心霊現象が起こりそう」(78人)、5位「家でリラックスできない」がランクインしていている。

  • 事故物件でも住んでもいいと思える条件

また、事故物件でも住んでもいいと思える条件について尋ねると、1位は全体の4割以上が選んだ「家賃が安い」(216人)だった。また、2位「リフォーム済み」(175人)、3位「特殊清掃済み」(80人)など、事故物件であることを感じさせない処置がされていることを条件に挙げた人も多かった。

「家賃が安い」という条件を挙げた人の多くは「心理的瑕疵(かし)のある物件に入居するなら、相応の割引がほしい」と考えているようで、家賃の値下げの他にも「初期費用が無料」「退去費用がかからない」といった回答も寄せられた。

5位には「シェアハウスなど同居人がいる」がランクイン。同居人がいれば安心ということから「シェアハウスなら怖くない」といった意見もあった。