プラスファニチャーカンパニーは、『職場の居心地WEB調査』と題し、「コロナ禍前(2020年2月以前)と現在の働き方の変化」についてのWEB調査の結果を7月4日に発表した。同調査は、6月20日、従業員数100人以上のオフィスで働く勤続年数3年以上の会社員500人を対象に実施されたもの。
はじめに、コロナ禍前(2020年2月以前)と現在を比較して、職場の「働きやすさ」に変化はあったか尋ねると、45.05%が「働きやすくなった」と答えた。一方、「前より働きにくくなった」は16.4%、また38.6%の人が「働きやすさに変化はない」と回答。
次にコロナ禍前と現在を比較して、「働く場の環境や制度」に変化があったかを問うと、「ペーパーレス化」「在宅勤務やリモートワークのしやすさ」「オフィスのレイアウト」の3項目について「変化があった+部分的に変化があった」の合計値が特に多かった。
以前より働きやすくなったと回答した225人を対象に、働きやすくなったと感じる要因を聞くと、最多は「在宅勤務やリモートワークのしやすさ」(57.78%)。次いで、「勤務時間の柔軟性」(38.67%)、「オフィスのレイアウト」(34.22%)と続いた。
一方で、前より働きにくくなったと回答した82人に対してその要因を尋ねたところ、回答は分散しておりほぼ横並びの結果に。
その中でもポイントの高かった「オフィスのレイアウトが変わってしまったから」について、どのように改善されれば働きやすくなるかを尋ねると、「座席を広くしてほしい」「フリーアドレス席を実現する場所がほしい」など執務空間の広さ・ゆとりについて改善を求める声が多く集まった。
続いて、「『働き方』に関するルールやオフィスにおいて、どのようなことが改善されればもっと働きやすい職場になると思うか」を調査。「前より働きやすくなった」と回答した人は「リモートと出社の柔軟性」「仕事場の空間や、座席の距離を離してほしい」「昼食時間の柔軟な対応」「リラックスルームの充実を図ってほしい」という意見が寄せられた。
一方、前より働きにくくなったと回答した人は、「在宅と通勤を柔軟に選べるようにしてほしい」「リモートワークを数日認めてほしい」といったリモートワークの柔軟性や、出社した際のオフィス環境についての要望があがった。