YouTubeは現在、広告ブロッカーを使用するユーザーに対して、動画再生を3回までに制限するテストを実施中だという。この実験は、一部のユーザーを対象に実施されているもので、警告を無視して広告ブロッカーを使用し続ける極端な場合は、一時的に動画再生自体がブロックされる可能性があるようだ。ネットでは「改悪…」「これは当然」などと話題となっている。
このテストでは、広告ブロッカーを無効にするか、広告のない有料プランのYouTube Premiumに加入しない場合、3本の動画を再生した後に、動画再生がブロックされると警告するポップアップが表示されるようだ。海外のネット掲示板・Redditのユーザーらによって、実態の報告もされている。
警告ポップアップでは、「動画視聴者は3つの動画再生後にブロックされます(Video player will be blocked after 3 videos)」と題して、「広告ブロッカーを使用している可能性があります。YouTubeが許可リストに登録されているか、広告ブロッカーが無効になっていない限り、動画再生はブロックされます(Video player will be blocked after 3 videos It looks like you may be using an ad blocker. Video playback will be blocked unless YouTube is allowlisted or the ad blocker is disabled.)」という記述が確認できる。また、ポップアップには「広告のおかげで、YouTubeは世界中の何十億人ものユーザーに無料でご利用いただいています」と書かれており、「YouTube広告を許可する」と「YouTube Premiumに登録する」という選択肢も表示されている。
YouTubeによると、ユーザーが警告を無視して、広告ブロッカーを使用し続ける極端な場合にのみ、再生を無効にする可能性があるとのことだ。
YouTubeでは過去にも、広告ブロッカーに対する動きを見せている。今年5月、ユーザーに広告ブロッカーをオフにするか、あるいはYouTube Premiumへの加入を促す内容のポップアップを表示するという、同じような内容のテストが行われていた。
ネット上では「改悪…」「無料ユーザーは死に、我々Premiumユーザーの地位は保たれるというわけだ」「世の中にはタダなんてものはない。 数秒の広告くらい我慢すればいい。 どうせ、しょうもないことにムダな時間を使ってるんだから」「ゲームもそうだけどね、基本無料は何処かで収入を得ないと運営継続が出来無いからしょうが無いとは思う」「広告見るのは全然ええねんけど 同じとこのやつを連続で3回4回と音声ボリュームも高めで流されるとイラッとくるんよね」「これはまあ当然だな。非公認のツールを使って無許可で広告ブロックしてるんだから。ルールは守りましょう。嫌ならYouTubeを使うな。以上」などの声が寄せられている。