個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するナイルは1月1日〜6月20日の期間、新車リース、中古車リースでそれぞれ契約された車種をランキング形式で集計した。
2023年上半期は、自動車販売台数上位のトヨタ「プリウス」や、人気のミニバン・トヨタ「アルファード」などのモデルチェンジが話題になった。
今後も販売台数TOPを獲り続けるホンダ「N-BOX」のフルモデルチェンジが予想されており、人気車種がより注目を集めている。
そのような2023年の上半期で、カーリースを希望するユーザーから支持された車種は何だったのだろうか。今回は、カーリースの「定額カルモくん」における2023年上半期の新車リースと中古車リースの契約車種ランキングを紹介している。
■2023年上半期:新車リース車種ランキング
第1位 ホンダ「N BOX」
1位はホンダ「N-BOX」。昨年に引き続き、今年の上半期も変わらず「N-BOX」が高い人気を集める結果となった。
2011年に初代「N-BOX」を発売して以来、11年3カ月でシリーズ累計販売台数350万台を突破しているNシリーズ。「N-BOX」においては、2023年5月時点で12カ月連続「軽四輪車通称名別新車販売確報」で1位を獲得している。
室内が広く、乗り心地の良さと安定した走りを両立するなど、軽自動車の中でも高い商品力を維持している点が、カーリースでも多くの人に支持されているようだ。
第2位 ダイハツ「ミライース」
2位はダイハツ「ミライース」がランクイン。
「ミライース」は、「定額カルモくん」の中で最も安い月額12,820円から利用することができる。さらに、年代や性別を問わない軽自動車のスタンダードスタイルで、シンプルで機能的なデザインが幅広い層からの人気につながっているようだ。
また、燃費の良さに加えて安全装備は上級モデルと同等の設計で、価格の安さ以上に高い品質も魅力といえるだろう。
第3位 スズキ「ハスラー」
3位は、クロスオーバータイプの軽自動車として、カーリースでも高い支持を得ているスズキ「ハスラー」。
軽自動車のランキングでは、「N-BOX」をはじめとするスーパーハイトワゴンが上位となる傾向があるが、「ハスラー」はかわいい見た目の中にもSUVらしさを忘れない個性的なデザイン、そして、本格的な走破性の高さが一定の人気につながっているようだ。
第4位 スズキ「スペーシア」
4位にはスズキ「スペーシア」がランクイン。スーツケースをモチーフにしたかわいらしい内外装で、「定額カルモくん」の契約者では女性の割合が多いのが特徴となる。
天井が高く設計されているため、軽自動車でも乗り降りがしやすく、ファミリーカーとして利用する子育て世代も多くいる。軽自動車の中では比較的車体が大きめの「スペーシア」だが、全車にマイルドハイブリッドシステムを採用していることで燃費が良いのもポイントだ。
第5位 ダイハツ「タフト」
5位は、力強くタフなスタイルが印象的なダイハツ「タフト」。名前のとおり、本格的な悪路走破性を備えたクロスオーバータイプのSUV でありながら、アウトドアだけではなく街乗りの実用性も兼ね備えている。
また、「タフト」の一番の特徴ともいえるのが「スカイフィールトップ」。前席の頭上に広がる大きなガラスルーフが、ドライブ中も開放感を演出してくれる。
■2023年上半期:中古車リース車種ランキング
第1位 ホンダ「N-BOX」
新車リースランキングに続き、中古車リースでもホンダ「N BOX」が1位となった。人気車種であることから流通量が多く、手に入りやすいという点も、中古車リースで人気を集めている理由と考えられる。
第2位 ダイハツ「ミライース」
2位も新車リースランキングと同じく、ダイハツ「ミライース」がランクインした。ほかの車種と比べて車両本体価格が安く、カーリ-スでも月々の負担を抑えやすいため、中古車でより安く利用したい方からのニーズが高いようだ。
第3位 スズキ「アルト」
3位には、新車リースランキングでは9位だったスズキ「アルト」が選ばれた。1979年5月に初代モデルが登場してから、国内累計販売台数500万台を突破したロングセラーモデルで、中古車市場では選択肢が多く、価格の安さも相まって、中古車リースでも高い人気を得ていると考えられる。
第4位 スズキ「ハスラー」
4位に選ばれたのは、新車リースランキングで3位に挙がったスズキ「ハスラー」。2019年に発売された現行モデルと、2014年から発売された旧型モデルのどちらも一定の人気があり、また、中古車の流通量も多いことから、中古車リースでも支持を得ている車種といえる。
第5位 ダイハツ「ムーヴ」
5位には、ダイハツを代表するロングセラー軽自動車「ムーヴ」がランクインした。スーパーハイトワゴン系に比べて操縦安定性が優れているほか、装備や機能、価格のバランスが良く、中古車リースでも高い評価を得ていることがうかがえる。
新車リースランキングと中古車リースランキングを比較すると、上位は共通する車種が多いものの、新車リースでは5位にランクインしている「タフト」が中古車リースではTOP10に姿を見せず、また、新車リースランキングにはランクインしていなかった日産「デイズ」やダイハツ「ロッキー」が中古車リースランキングでTOP10入りするなど、新車リースと中古車リースでニーズが異なる様子がうかがえる結果となった。
今回の結果から、カーリースを求めているユーザーは料金を重視する人が多く、中古車リースではその傾向がより強くなることがわかった。車は欲しい半面、できるだけ費用はかけたくないと考えている人が多いといえそうだ。
また、中古車リースでは、人気のコンパクトSUVである「ロッキー」がランクインしていることから、費用負担を抑えやすい中古車リースで、購入では手の届かなかった人気車種でカーライフを楽しんでいる人も多いのではないだろうか。
※本記事で使用している車種画像は新車の現行モデルのもので、実際の中古車画像ではない。