日本将棋連盟は2023年7月3日、『将棋世界2023年8月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)を発売した。

デビューから七冠まで 藤井聡太の軌跡を追う

8月号では、藤井聡太七冠記念企画が目玉企画。「photo藤井聡太―デビューから七冠まで」「羽生の七冠と藤井の七冠―歴史的大記録を比較する」「佐藤天彦九段が語る第81期名人戦七番勝負―内容を理解しようとする意志」の3本立てでお届けする。

「羽生の七冠と藤井の七冠―歴史的大記録を比較する」は、藤井聡太竜王・名人が達成した七冠と、羽生善治九段が1996年に達成した七冠を、客観・主観両面から比較する。

佐藤天彦九段が語る藤井七冠

「佐藤天彦九段が語る第81期名人戦七番勝負―内容を理解しようとする意志」では、第81期名人戦の戦いぶりを元名人の佐藤天彦九段が語る。佐藤九段は「内容に意識を向けることによって、藤井さんが指している将棋の美しさにたどりつける」と語り、藤井将棋の内容を理解しようとする気持ちの大事さを説く。

もちろん、将棋の内容も詳しい。藤井聡太竜王・名人が戦った、第81期名人戦第5局、第8期叡王戦第4局、第94期ヒューリック杯棋聖戦第1局は、高見泰地七段、小山怜央四段、小山直希四段がそれぞれ解説。指し手だけでなくその手に至った思考など、プロ棋士ならではの解説は必見だ。

若手インタビューは狩山幹生四段、武富礼衣女流初段

恒例の俊英棋士インタビューは狩山幹生四段、女流棋士インタビューは武富礼衣女流初段が登場。大山康晴十五世名人生誕100年記念した棋譜解説、読物も充実している。

『将棋世界2023年8月号』
発売日:2023年7月3日
価格:870円(本体価格791円+税10%)
判型:A5判244ページ
発行:日本将棋連盟