三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、日本信号、QUADRACは7月7日より、福岡市地下鉄全線において、タッチ決済を活用した新割引サービスを開始する。開始1日の利用額が640円を超える場合、その分の利用額を割引する。
4社は3月から、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したVisaのタッチ決済などによる一体型改札機通過に関する実証実験を行ってきた。
7月7日から新たに開始する取り組みは、1日の利用額が640円を超える場合、640円を超えた利用額を割引するサービスするというもの。タッチ決済により地下鉄に乗車する場合には、1日に何度乗車しても、640円を超えた金額を請求されない。観光などの際には、これまでよりも便利に地下鉄を利用できる。同サービスは、鉄道としては全国初の取組みとのこと。1日乗車券の購入など、事前の手続きは一切不要。
決済対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVER、銀聯。適用条件は、同一のカード番号かつ同一の媒体で福岡市地下鉄に乗車した場合に限る。例えば、同じカード番号でも、クレジットカードでのタッチ決済額と、スマートフォンでのタッチ決済額は、媒体が異なるため合算して計算されない。
実証実験期間は引き続き令和6年3月31日までとし、今後も効果検証を進めていく。