フジテレビ系バラエティ特番『ドリフに大挑戦! 夏だ!コントだ!大笑いSP』が、17日(19:00~)に放送されることが決定。このほど、ザ・ドリフターズの加藤茶と東京03の飯塚悟志が、 コントの収録後に取材に応じた。
ドリフの名コントに挑戦する同番組で、2人が共演するコントは「張り込みと酔っ払い」。オリジナル版では、志村けんさん扮する刑事が、加藤扮する酔っぱらいに絡まれる内容で、今回は刑事役を飯塚が演じる。
加藤は「久しぶりに頭を叩かれたの。もう叩く人がいなくなっちゃったんで、5年ぶりぐらいかな。逆にうれしかった(笑)」とご満悦の様子で、大ベテランに果敢にツッコミを入れた飯塚は「本番前に『頭叩いてよろしいでしょうか?』って確認させていただいたら、『大丈夫だよ』と言っていただいたので、結構強めにいきましたね(笑)」と遠慮しなかったそう。加藤は「揺れた(笑)」とその衝撃を明かしながら、「志村の場合はもっとキツかったですから」と往年の名コンビを振り返った。
今回の共演に「本当に夢のようでした」という飯塚。「まず志村さんと加藤さんがやられている映像を先に見させていただいて、『これやるんだ…』っていうのと、この通りには絶対できないので、僕なりにやらせてもらおうと思ったんですけど、普段のコントでこんな大掛かりなセットの仕掛けとか僕ら一切ないので(笑)、本当に新鮮でしたし、楽しかったですね」と感想を語る。
改めて志村さんのコントの映像を見た飯塚は「本当にお芝居が自然なんですよ。加藤さんとの絡みじゃないところの張り込み雰囲気とか、そういうのがすごくリアルで、改めてお芝居の上手な方なんだなと思いました。それから、コントの緊張感の出し方がやっぱり上手いなと思いました」といい、「真似できているかは分からないんですけど、勉強はさせていただきました」とのこと。
これを受け、加藤は「真似じゃないほうがいいんだよね。志村の通りやろうと思うとそれは違うんで。やっぱり飯塚くんの色を出してもらったほうが、僕も絡みやすい。だから志村と違う色でやってくれるのはとってもうれしいですね」と、新たな相手と演じることを楽しんだようだ。
また、本番が始まってから、予想以上に加藤の一人芝居が長かったため、飯塚は「ちょっとニヤニヤしちゃって、これを押し殺すのが大変でした。『僕の好きだった加トちゃんが、今から近づいてくる』と思いながら、ドキドキして待ってました」といい、「第一声の声の大きさとか、しびれましたね! あんなに声張ってあんなに通る声なんだと思って、本当にうれしかったです」と感激した。
本番前にセットの前のテーブルで談笑していた2人だが、飯塚いわく「コントに関してはほぼほぼ何もしゃべってないです(笑)」。加藤は「ちゃんと台本が決まってて、その通りやりますから」とその理由を語るが、飯塚は「全然台本通りじゃないですよ!(笑)。だから、スタートから『いつ来るのかな…』っていうドキドキでしたね」と振り返る。
かたや加藤は「(飯塚は)志村とはちょっと違うけど、やっぱりツッコミがうまいですね。安心してボケれる」と信頼を寄せて演じられたそうで、飯塚は「めちゃくちゃうれしいです!」と喜びをあらわにしていた。
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