AMFは6月30日、「2023年上半期 JC・JK流行語大賞」を発表した。調査は、全国の女子中高生からなるマーケティング集団”JCJK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、2023年1月〜6月までのトレンドを、「ヒト・モノ・バショ・コトバ」の4部門に分けて集計、ランキング化した。

  • JC・JK流行語大賞2023年上半期

    JC・JK流行語大賞2023年上半期

【ヒト部門】

ヒト部門では、5人組韓国アイドルグループ「Le Sserafim」が1位を獲得。辛い練習生期間を乗り越えたパフォーマンスが「完成されていてかっこよすぎる」と多くの女子中高生の憧れの的に。キツいトレーニングを行う動画が、ダイエットのモチベーションになっている女子中高生も多いよう。

続く2位は、2020年に発表された楽曲『オトナブルー』が話題となった4人組ダンス&ボーカルパフォーマンスユニット「新しい学校のリーダーズ」。アイソレと呼ばれる首振りダンスがTikTok上で話題となり、注目度がアップ。

以下、アイドルグループ『=LOVE』を卒業し、俳優として活動する「齋藤なぎさ」が3位に、現在最も勢いのある女性2人組YouTuber「むくえな」が4位に、個性的すぎるものまねメイクが話題のYouTuberいよちゃんが演じる仮想の人物「吉田いをん 」が5位にランクインした。

【モノ部門】

モノ部門では、YOASOBIの主題歌「アイドル」の大ヒットで爆発的に話題になったアニメ「推しの子」が1位を獲得。芸能界の闇や利用される若者の姿に自分の推しを重ね合わせ、「深くアイドルという職業を考えるきっかけになった」という女子高生も多いよう。

続いて、フィルターを付けられないリアルタイム写真共有アプリ「bereal」が2位にランクイン。1日に1回の投稿を行わない限り友人の投稿を閲覧することが出来ない仕組みで、Instagramのストーリーズとは違った友達のリアルが見れると話題に。

以下、常に残念で恵まれないかわいそうなキャラクター「おぱんちゅうさぎ」が3位に、 SNOWの新機能として有料でリリースされた「AIアバター 」が4位に、ダイエット食品として再度脚光を浴びている「ライスペーパー」が5位にランクインした。

【バショ部門】

バショ部門では、としまえん跡地にできた「スタジオツアー東京ハリーポッター」が1位に。TikTokでは、一足先に入場したユーザーがおすすめスポットなどを動画内で紹介すると、コメント欄には「コスプレして行きたい!」という女子中高生の声が多く見受けられた。

2位は「セルフ写真館 」で、盛らない写真が流行している今、女子中高生が殺到している。 SNSに投稿するのはもちろん「自分たちだけの撮影空間が楽しい」と女子中高生から熱い支持を集めている。

以下、企画カフェブームの影響により全国に巡回中の「マツケンサンバカフェ」が3位に、店員が友達として接客してくれるがコンセプトの話題沸騰中のカフェ「友達がやってるカフェ 」が4位に、カオス感が人気の「東急歌舞伎町タワー」が5位にランクインした。

【コトバ部門】

コトバ部門では、100年の恋も冷める瞬間を表すコトバ「蛙化現象」が1位を獲得。蛙化現象の真逆の意味を持つ相手のことがなんでも可愛く見える「蛇化現象」など新しい◯◯現象も続々と登場している。

続いて、疑問を投げかけた後問いかける時に使用する言葉「なぁぜなぁぜ」が2位にランクイン。なぁぜなぁぜ?とイントネーションを上げあざとくするのが特徴で、主にTikTokの投稿の際に使われている。

このほか、コーデ紹介動画の中で、決め台詞としてよく使用されたことでブームとなった「ちゅき 」が3位に。今ではネタ的に愛を伝える際に友達同士で言い合う女子中高生が多いよう。同じくコーデ紹介動画の中の決め台詞「うちゅくしい」が4位に、タイムパフォーマンスの略である「タイパ」が5位にランクインした。