食文化は6月30日、「お中元の変化」に関する調査結果を発表した。調査は6月16日~18日、全国20代~40代の男女1,033人」(お中元を贈ったことがある人:914人、贈ったことがない人:119人)を対象にインターネットで行われた。

  • お中元を贈った相手

    お中元を贈った相手

お中元とは、旧暦7月15日の時期(7月上旬〜8月15日頃/地域差がある)にお世話になった人などに品物を贈ること。お中元を贈ったことがある人に「お中元を贈るのは、どなたですか?」と質問したところ、「親族(両親、兄弟姉妹など)」(77.6%)が圧倒的に多く、次いで「上司」(18.3%)、「友人」(16.5%)という結果に。お中元といえば目上の方に贈るといった印象も多いなか、20代~40代では親族に贈ることが多いよう。

  • お中元の内容

    お中元の内容

続いて、お中元を選ぶ際に重視することを聞いたところ、「品質や味」(68.9%)、「値段」(52.7%)、「ブランド」(30.1%)が上位に。実際、どのようなものを贈ることが多いのかを聞くと、「加工食品」(68.1%)が最も多く、次いで「調味料や食材セット」(36.1%)、「生鮮品」(27.6%)と続き、お中元を選ぶ際は「贈る相手に合わせたものを選ぶ」(72.0%)という人は7割を超えた。

また、お中元を贈る理由としては、「相手への感謝の気持ちを伝えるため」(67.4%)がダントツに多く、次いで「習慣やマナーとして」(30.2%)、「相手との関係を深めるため」(27.8%)と続いた。

  • お中元を贈らない理由

    お中元を贈らない理由

次に、お中元を贈ったことがない人にその理由を尋ねたところ、「お中元の習慣に興味がない」(57.1%)、「贈る相手がいない」(36.1%)、「どのようなものを贈って良いか分からない」(19.3%)が上位に。

最後に、お中元を贈った経験の有無に関係なく、「日頃の感謝の気持ちやちょっとした贈り物を贈る機会として、お中元を活用することについてどう思いますか?」と質問したところ、6割以上が「とても良いと思う」(24.9%)あるいは「良いと思う」(43.2%)と回答した。