ダイキン工業は6月29日、「熱中症リスク軽減に不可欠なエアコンの使用実態」についての調査結果を発表した。調査は6月2日〜6日、全国の20代〜60代の男女1,046人を対象に行われた。

  • 梅雨時期から夏場にかけて熱中症対策に取り組んでいる人の割合/梅雨時期から夏場にかけてエアコンを使っている人の割合/梅雨時期と夏場に熱中症対策のために取り組んでいること

まず、梅雨時期から夏場にかけて熱中症対策に取り組んでいる人の割合は87.9%にのぼり、その方法としてエアコンを使用している人も7割近くいる事も分かった。

一方で、全体に占めるエアコン使用率については、梅雨時期で59.6%、夏場で68.7%にとどまる結果に。熱中症対策をしていない人を含めると、梅雨時期には2.5人に1人、夏場には3人に1人がエアコンを使っていない実態が明らかとなった。

梅雨時期や夏場にエアコンを使わない人にその理由を尋ねたところ、「電気代がもったいない」が最多であった。回答率は、梅雨時期と夏場いずれにおいても約半数(梅雨時期46.7%、夏場50.4%)を占めている。

  • エアコン使用者の不満/エアコンを使わない理由

また、エアコンを使わない理由やエアコン使用時の不満については、電気代のほかにも「エアコン使用時に肌寒くなる」や「湿気による不快感が解消できない」といった内容も挙がっている。

続いて、梅雨時期または夏場にエアコンを使わない人のうち、69.6%が温度だけでなく湿度の高さが熱中症リスクを高める一因である事を知っている事も分かった。

  • 梅雨時期または夏場にエアコンを使わない人のうち湿度で熱中症リスクが高まることを知っている割合