Indeed Japanは、「転職」に関する意識調査の結果を6月27日に発表した。5ヵ国で行われた調査は、日本では3月8日〜10日、アメリカでは3月22日~31日、イギリスでは3月22日~4月2日、ドイツでは3月23日~30日、韓国では3月24日~3月31日の期間、現在就業中の正社員で20代~50代男女8,848名を対象にインターネットにて実施したもの。
転職を検討している人に対し、どの程度の給与の提示で応募を検討するかを尋ねると、「今の給与とおおむね同程度の求人」であれば応募してもよい・したいと思える割合は日本では74.6%となり、5カ国中最も多い割合に。また、「今の給与より1割程度低い求人」でも応募する人が、日本では42.8%との結果に。これも5カ国中最多の割合となり、最も低いアメリカ(27.8%)と比較すると、その差は1.5倍以上となった。
転職経験者に転職してよかったことを尋ねると、日本では「プライベートの時間が取りやすい」(33.9%)がトップに。ほか4カ国では「給与が良い・あがった」を1位にあげており(それぞれ34%以上)、日本でも2位にあがるなど、5カ国共通で上位にあがった。
キャリア形成のためにかける1カ月の金額に対し、日本の平均は7,479円で、「0円」と回答した人は半数以上の51.7%だった。「0円」と回答した割合をみると、イギリス(43.8%)、ドイツ(29.5%)、アメリカ(27.3%)、韓国(9.5%)で、韓国は群を抜いて低い割合に。また、最も多く費用をかけているのは、「韓国」(3万1,946円)だった。
キャリア形成のために行いたいことを尋ねると、「スキルや仕事につながる学習」や「資格を取得する」「将来なりたい自分を明確にし、そのためのアクションプランを考える」が各国上位にあがった。一方で、日本は「特になし・あてはまるものはない」が18.1%と高い傾向がみられた。
実際にキャリア形成のために行ったことがある内容について、日本・アメリカ・イギリスで「一つの企業・職場で経験を積む」が1位、ドイツ・韓国で2位だった。また、「自身の経験やスキルを振り返る」では、他国が3位以上にあげているなか、日本は5位との結果に。