フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、がんと闘い続ける夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子がなんばグランド花月(NGK)のセンターマイクに復帰するまでを追った『花子と大助 ~1450日ぶりのセンターマイク~』を、7月2日に放送する。

  • ベッドの宮川花子(右)と大助=フジテレビ提供

コンビ結成から44年目のベテラン漫才コンビ、宮川大助・花子は、デビュー直後から数々の賞レースをものにし、漫才師としての「地位」を確立。2017年には、紫綬褒章を受賞、「名誉」も手に入れた。おしどり夫婦として知られ、「幸せ」も手にした2人がどん底に突き落とされたのは今から5年前のことだ。

2018年3月、医師から告げられたのは「余命半年」。宣告を受けたのは、妻・花子(当時63)だった。腰椎にできたがんは、すでに歩くことも困難なほど花子の体を蝕んでいた。周囲にがんを隠しての放射線治療…大助と花子のがんとの闘いが始まった。

病名は「症候性多発性骨髄腫」。血液のがんが全身に広がり、花子は立つどころか、下半身がマヒし、足を動かすことすらできなくなってしまう。それでも花子が過酷なリハビリにも耐えられるのは、再び大助と共に、なんばグランド花月の「センターマイクの前に立ちたい」という願いからだった。

一進一退の闘病生活が続く中、2022年10月。自宅で突然、呼吸困難に陥った花子。救急車で病院に運ばれるも、意識を失い心肺停止寸前の危機に…

たくさんの危機を乗り越え、2023年5月9日、悲願でもあったセンターマイクを挟んでNGKのステージに帰ってきた2人。夫婦が起こした奇跡、5年の記録を、音楽家・青葉市子のナレーションで見つめる。

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