今回は、「ザッピング」とはどのような意味なのかを解説します。また、ザッピングする人の心理や対処法も紹介しているので、家族でザッピングする人がいて困っているという方は、ぜひチェックしてくださいね。
「ザッピング」とは? 意味と語源
ここでは、「うざい」と思われてしまいがちな行為「ザッピング」について、意味や語源を解説します。
「ザッピング」の意味
「ザッピング」とは、テレビのチャンネルを頻繁に変える行為のことです。具体的には、テレビCMが入るとチャンネルを変える、番組の途中にチャンネルを変えることなどを指します。
1人でテレビを視聴しているときはザッピングをしても問題ないですが、複数人で視聴しているときは「うざい」と思われてしまうことも多いようです。
また、ザッピングは注意しても直らない人が多く、喧嘩に発展することがあります。
「ザッピング」の本来の意味・語源
ザッピングは、もともとリュックサックを背負い、日頃のストレスを発散するために、森や山を気ままに散策するという意味で使われていました。
そのことから「ザッピング=チャンネルを頻繁に変えて、番組を気ままに視聴する行為」を指すようになったといわれています。
また、チャンネルを変えるときの音が「ザッザッ」と聞こえたり、放送を休止しているチャンネルは「ザー」と砂嵐になったりすることが語源という説もあります。
ザッピングする人の心理
身近な人がザッピングをしていると、鬱陶しいと思う反面、その人がどのような心理なのかが気になることもあるでしょう。
そこでここからは、ザッピングする人について、考えられる心理を詳しく解説します。
無意識である
ザッピングを無意識にしてしまう人は、意外と多いです。このタイプの人は、自分でも気がつかないまま、テレビのチャンネルを変えています。
無意識のうちに行っているため、周りから注意されてもよく分かりません。悪気がなく、何度注意してもザッピングをします。癖になっている人も多いため、繰り返し忠告して意識してもらうようにしましょう。
見たい番組が多すぎる
見たい番組が多いという理由で、ザッピングをしている人もいるでしょう。テレビが好きな人、応援している芸能人が多い人などが当てはまります。
例えば、気になる番組が複数あり、放送時間が被っているとしましょう。録画もしていても、どうしてもリアルタイムで見たいという気持ちが強く、コマーシャルの度にザッピングしてしまいす。
このタイプの人は、好きな芸能人や番組への応援がストレス発散につながることもあるため、周りの人は温かく見守る気持ちも必要でしょう。
周囲の話題について行きたい
周囲の話題についていきたいという心理で、ネタを探すためにザッピングをしている人もいます。人気の番組は放送中からSNSで話題になり、学校や職場で会話のネタに利用されるので、トレンドを掴みたいと思ってザッピングをしてしまうのでしょう。
何か考え事をしている
不安や心配事、考え事で頭がいっぱいになっているときも、ついザッピングをしてしまいがち。ザッピングをしている人が、目がうつろだったり、話し掛けても返事がなかったりしたら、考え事に集中しているサインです。
このタイプの人はほとんどテレビ番組を見ていないため、番組の途中でも平気でザッピングします。自分がザッピングしていることにすら気づいていない可能性も。
普段ザッピングをしない人が、突然チャンネルを頻繁に変えるようになったら、様子を観察してみましょう。
すぐに飽きてしまう
飽きやすい人も、ザッピングをしてしまうことが多いようです。最初は面白いと思って視聴していても、すぐに退屈してしまい、「他に面白い番組ないかな」とザッピングをしてしまうのでしょう。
興味をそそる番組を探している
何度もザッピングをしている人は、自分の興味がわく番組を探していることが多いです。興味をそそる番組があれば落ち着きますが、ないと見つかるまで何度もザッピングをしてしまうんだとか。
ザッピングをよくする人への対処法4つ
ここからは、ザッピングする人に対しての対処法を紹介します。
ザッピングをする人が身近にいて、見たい番組が見られず困っている人は、ぜひ参考にしてください。
理由を確かめる
「なぜザッピングをするのか」と、本人に理由を尋ねてみましょう。ザッピングをよくする理由が分かれば、対処方法が見つかります。
また、ザッピングを無意識にやってしまうという人も少なくありません。理由を聞かれたことがきっかけとなり、自分がチャンネルを頻繁に変えていることに気がつくケースもあります。
優しく忠告してみる
なかなかザッピングをやめない人には、優しく忠告するとよいでしょう。
ザッピングが続くとイライラしますが、感情的になって非難すると今後の関係にヒビが入る恐れもあります。一呼吸おいて、「続きが気になるからチャンネルを戻して欲しい」と冗談を交えながら伝えてみましょう。
見たい番組を言っておく
視聴したい番組を事前に伝えることで、ザッピングを阻止できます。ぼんやりとザッピングしている人は、見たい番組が定まっていません。見たい番組を指定されると、邪魔をしてはいけないと相手も考えるので、ザッピングを阻止できることが多いです。
リモコンを遠ざけておく
物理的にザッピングをやめさせたいときは、リモコンを遠ざけておくとよいでしょう。ザッピングをする人の多くは、テレビ視聴中にリモコンが近くにあります。リモコンが手に取りやすい場所にあれば、無意識にザッピングをしてしまいます。
どうしても邪魔されたくない番組があるときは、ザッピングする人からリモコンを遠ざけてみてくださいね。
最近はスマホでザッピングする人も多い?
本来、テレビのチャンネルをころころ変えることを指すザッピングですが、最近ではスマホで色々なアプリを開いたり閉じたりすることを「ザッピング」という人もいるようです。 最近は、手持ち無沙汰になったときにスマホをいじるという人が大半ですよね。そんなときに、特に欲しい情報はなくても、Twitterを開いてすぐに閉じ、次はInstagramを開いて閉じ、その後LINEを開いてすぐに閉じ……といった行動をしてしまう人は多いのではないでしょうか。
そのような行動を「スマホでザッピングする」と表現する人が一定数いるようです。
「ザッピング」をする人の心理を理解しよう
ザッピングは、テレビの番組を変える行為のことです。
「ザッピング」をする心理はさまざまであるため、理由を確認して原因を探る対処方法がおすすめです。
楽しくテレビが視聴できるように、お互いに思いやりを持つようにしましょう。