何を検索したか、自動入力されたデータは何か、どのWEBサイトにアクセスしたかの履歴を残さない「プライベートブラウズ」は、多くのSafariユーザに活用されています。画面右下のタブボタンをタップし、タブグループを「プライベート」に変更すれば、Safariのアドレスバーは暗い色になり、WEBブラウズにまつわるプライバシーを保てていることを確認できます。

そのプライベートブラウズ機能ですが、プライバシーの観点からやや微妙な部分があります。閲覧/検索履歴を遡れないにしても、タブを開いたままにしていると、iPhoneのロックが解除されているときに見られてしまう可能性があるからです。

iPhoneの自動ロックまでの時間を緩めに、たとえば「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」画面で「5分」に設定していたとしましょう。友人が集まっている場で、操作したiPhoneを何気なく机に伏せて離席し、用を済ませ3分後に席へ戻ったら...スマートフォンに詳しい人物が面白がって自分のiPhoneを勝手に触り、閲覧していることを絶対に知られたくないWEBページの存在がバレてしまった! などという事態も起こりかねません。

それを防ぐためには、離席前にはロックされたことを必ず確認する習慣を身につけることが第一です。プライベートブラウズモードとはいえ、閲覧が済み次第閉じる(そうすれば誰にも履歴は確認できない)という習慣も必要でしょう。

しかし、iOS 17ではFace IDでプライベートブラウズを守る機能が追加されるそうです。本人であることを確認できないかぎり、プライベートブラウズ中の画面は表示されないため、確実にプライバシーを守れるようになりますよ。

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