WOWOWは、今年生誕120年を迎えた日本を代表する映画監督・小津安二郎がメガホンを取った初期のサイレント映画群を『OZU~小津安二郎が描いた物語』と題し、ドラマリメイクする。
彼の映画監督人生の原点とも言える初期サイレント映画群。今回は設定を現代に置き換え、カラーかつトーキー(発声)によるオムニバスドラマ形式で描かれていく。今までフォーカスされることが少なかった初期作品を通して小津安二郎の知られざる一面が垣間見れるとともに、現代でも色あせない普遍性を持ちあわせた物語を新たな視点で楽しむことが出来る。作品・スタッフ・キャスト情報などは今後、順次発表される予定。
企画・プロデュースを手がけた同局の徳田雄久氏は「2年前の春、小津安二郎監督の初期映画が面白いという話を聞き、現存するサイレント全作品を鑑賞しました。小津監督が20代の頃に作られた映画はコメディ、ギャング、サラリーマンものなど実に多彩で驚くほど新鮮でした。そして、100年近く前に描かれた市井の息づかいに、今と変わらぬ普遍性を感じ、無謀にもこの名作群の現代リメイクに挑む決意をしました。おそれ多くも、小津安二郎生誕120年を記念して、さまざまな方のお力添えでドラマ化が実現します。少しでも多くの方が小津作品の素晴らしさに触れていただくきっかけになれば幸いです」と語っている。