立命館アジア太平洋大学(APU)では、今年度を「第2の開学」として位置付け、様々な記念企画を実施している。その一環として、APUでいちばん美味しいスパイスカレーの決定戦「C-1グランプリ ファイナル」を7月1日に開催する。

APUでこのような食の対決イベントを行うのは初めてで、当日は、学生・教職員から成るおよそ300名の審査員が試食し、ファイナリスト4組のカレーのうちコンセプトに共感し、かつ一番美味しいと感じたカレーに投票する。そこで最も票数を得たチームが「C-1グランプリ」王者に輝く。優勝チームは、今後大分県内でのイベントなどで出店を行い、一般に販売を行う予定。

出場チームとカレー

「”大分を楽しむ” ダルカレー」
「大学生活の4年間を過ごした大分への感謝の気持ち」を伝えたいと、大分県産椎茸の出汁や旬の野菜を使ったカレー店舗運営経験のある学生による本格派レンズ豆のカレー

「絆ーKizunaカレー」
大分県産の野菜を使い、日本で手に入る多国籍なスパイスのフレーバーをふんだんに散りばめ、多文化の融合を象徴しながらも、宗教や食事の制限などに関係なく、誰でも安心して食べられるようにした”インクルーシブ”なベジタリアンカレー

「ハビタットカレー」
海外ボランティアを行う学生団体が、貧困問題などの社会問題を知ってもらうキッカケにしたい、とベトナムをテーマにしたチキンとサツマイモを使った夏にぴったりのさっぱりしたカレー

「カレイカレ」
「南アジアのカレーは、インドのカレーだけじゃない、故郷の味も知ってもらいたい!」とバングラデシュの学生が中心となって、魚のカレイをメインにアーモンドやココナッツミルク、また日本独自の辛みスパイスのわさびを使用したユニークなカレー

同イベントは、コロナ禍で希薄になっていた学内の交流を人気のスパイスカレーという切り口で活性化させるインナーコミュニケーションの役割と、イベント出店などの機会を通じて、地域の方々との交流を促し、APUの多様性を身近に感じてもらうことを目指している。