エージェントグローは、ITエンジニアの「キャリア形成とセミナーに関する認知度」に関する調査結果を6月26日に発表した。調査は6月6日〜7日の期間、ITエンジニア151名を対象に行われた。
はじめに、エンジニアとして今後どのようなキャリアを形成したいか尋ねたところ、最も多かったのは「技術力をさらに高めていきたい」(45%)との回答。次いで「業界知識を深めていきたい」(31.1%)、「現状維持」(24.5%)と続いた。一方で、16.6%は「特に考えていない」と回答している。
次に、キャリア形成のためにどのようなことを行っているか尋ねると、4割弱が「特に何も取り組んでいない」(35.8%)と回答。取り組みとして最も多かったのは「業務を通じてスキルアップ/スキルチェンジをしている」(35.8%)で、次いで「書籍やサイトで自己学習している」(32.5%)、「資格取得に挑戦している」(27.2%)と続いた。
「キャリア形成のための取り組み」について、いつ行っているか質問すると、「業務後」(55.7%)が最も多く、次いで「土日祝祭日」(44.3%)が続いた。
また、キャリア形成のための取り組みを行っていないと回答した人に対して、その理由を尋ねたところ「何をやったらいいか分からないから」(33.3%)がトップに。次いで、「取り組みを行うための時間を確保できないから」「必要性を感じないから」(各27.8%)が同率で続いた。
続いて過去にエンジニアとしての技術や職種に関するセミナーや勉強会に参加したことがあるか尋ねると、「ある」は51%、「ない」が49%となった。
参加したことがない人に対してその理由を尋ねたところ、最多は「セミナーや勉強会に参加して得られるものがない/少ないから」(36.5%)となった。その他「料金が高額だから」(24.3%)、「ニーズにマッチしたセミナーや勉強会が見つからないから」(16.2%)も上位となり、セミナーの設計に関する理由も多いことが分かった。
今後受けてみたいセミナーや勉強会に関しては「技術に関するもの」(57.6%)が最も多く、技術力の向上を望むエンジニアが多いことがうかがえる。以降、「資格取得に関するもの」(31.1%)、「ソフトスキル習得や自己啓発に関するもの」(28.5%)が上位にランクインした。