今回は、「逆の然り」の意味や使い方・例文、類語・言い換え表現などを紹介します。ビジネスシーンや日常会話でも見聞きする言葉なので、どのように使うか分からない人はぜひチェックしてくださいね。
「逆も然り」の意味とは
「逆も然り」とは「逆もそうである」という意味で、前に述べている事柄を反転させても同じ結果になることを表します。「然り」は、「その通りだ」という意味です。
たとえば、「体の健康は心の状態にも影響する、逆も然りだ」というのは、「体の健康は心の状態にも影響する、逆も同じだ」という意味です。
「逆も然り」の使い方・例文
「逆も然り」は、相手の意見に対し同意するときや、前の意見を肯定し「その逆もその通りである」と示す際に使います。
場合によっては堅苦しい言い方になる可能性があるため、相手や状況を判断し使い分けましょう。
以下に、「逆も然り」を使用した例文を紹介します。
仕事ができる人間だからといって人間性もよいとは限らない、逆もまた然りである(仕事ができないからといって、人間性が劣っているわけではない)
英語のテストが満点だからといって英会話ができるとは限らない、逆もまた然りだ(英会話ができるからって英語のテストで満点が取れるとは限らない)
「逆も然り」の類語・言い換え表現
ここでは、「逆も然り」の類語や言い換え表現を紹介します。
逆も同様だ
「逆も然り」の類語の一つとして「逆も同様だ」が挙げられます。「同様」は「同じである」「似たような意味である」ことを示し、「然り」と同じく「その通り」に言い換えられます。普段の会話では「然り」より、「同様」の方が多く使われるでしょう。
「然り」の代わりに「同様」を使用した場合は「逆も同様」という表現になります。
逆も同じことが言える
「逆も同じことが言える」というフレーズは、「逆も然り」と同じ意味で言い換えられます。日常会話では「然り」より「同じことが言える」の方が伝わりやすいでしょう。
逆もその通り
「逆も然り」の類語として「逆もその通り」という言葉があります。
「その通り」は、相手の意見や主張が、自分の考えや社会の見解と一致している場合に使い、相手の言葉に納得していることを伝える表現です。
「逆もその通りです」のように表され、「逆も然り」と同じく、物事の順番や対象物を反転させても結果は同じと言うことを示しています。
「逆も然り」の意味や使い方、類語を覚えておこう
「逆も然り」は「逆もその通り」という意味であり、ビジネスシーンや日常生活でも幅広く使用され、広範囲に応用が利く言葉です。
「逆も然り」の意味や使い方をマスターし、状況に応じて正しく活用しましょう。 ぜひこの記事を参考に役立てください。