エル・コミュニティは6月27日、日本の中高生を対象にしたサイバーセキュリティ教育プログラム「CyberSakura(サイバーサクラ)」の第3回の参加チームの募集を開始した。応募期間は8月31日 23:59まで。参加無料。
「CyberSakura」は、AFA(米空軍協会)が開発し、エル・コミュニティが運営するプログラムで、サイバーディフェンスに特化した大会。未来のサイバーセキュリティ分野を担う人材育成を目的に2021年度に始まり、昨年は全国から19チーム74名が参加した。
同一組織内のコーチとなる大人1名と参加者がチーム登録することで参加が可能。最初に、提供される学習資料を用いてチームで自学習を行い、それを経て実践的にサイバーセキュリティを学ぶことができる「練習会」と、チーム対抗でスコアを競う「競技会」に参加する。競技会では実際のサイバー攻撃を想定し、仮想のコンピューター上で脆弱な設定や状況を改善することで獲得できるスコアをチーム対抗で競う。
今年から「エントリー部門」と「本戦部門」の部門を新設し、チームのゴールに合わせて出場できるようになった。「エントリー部門」は、競技会のチャレンジラウンドに出場し、自分の実力を試すことが可能。少人数から参加でき、競技会はオンラインで行われるチャレンジラウンドのみ。
「本戦部門」は、予選ラウンドを突破し決勝ラウンドで日本一を目指す。予選ラウンドまではオンライン開催され、決勝ラウンドは予選上位5チームが、福井県鯖江市に集い、同じ会場で競い合う。
対象は、エントリー部門が中学生・高校生・高専生1~4人で構成されるチーム、本戦部門が中学生・高校生・高専生3~4人で構成されるチーム(高専生は3年生まで参加可能)。応募期間は6月27日〜8月31日 23:59で、この期間でコーチを登録し後日チームの参加者を登録する。参加費は無料で、定員は50チーム(エントリー部門・本戦部門の合計、先着順)。