ダイソンは6月28日、ダイソン初となる水拭き機能を搭載したコードレス掃除機「Dyson V12s Detect Slim Submarine(ダイソン V12s ディテクト スリム サブマリン) コードレスクリーナー」(以下、V12s Detect Slim Submarine)を発表した。
ダイソン公式サイトや量販店などで、6月28日から順次販売を開始する。価格はオープンだが、直販価格は121,000円。
V12s Detect Slim Submarineは、付属の「Submarine ウェットローラーヘッド」を装着することで、本体のタンクからモーター駆動式のローラーに自動給水しながら水拭きできる掃除機。
Submarine ウェットローラーヘッドのローラーには、8つのウォータージェットを均等に配置。ヘッド後方の給水タンクから毎分18mLの水を供給し、床を均一かつ適した量で濡らせるという。
吸着した液体や皮脂などの汚れ、小さなゴミは、ステンレススクレイパーでまとめてかき取られ、汚水トレイに排出される。給水タンクの容量は300mLで、約66畳分に相当する110平方メートルの水拭きに対応。汚水トレイは給水タンクより若干大きめの360mLとなっている。
既存モデル「V12 Detect Slim Absolute」と同様、微細なホコリを可視化して取り逃しを防ぐ「Fluffy Opticクリーナーヘッド」も同梱。床表面の微細なホコリをライトで照らして浮かび上がらせ、掃除での見逃しを防ぐ。
光源をできるだけ床に近い位置に配置し、照らす角度を調整したことで、従来の「Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド」と比べて約2倍の埃を可視化できるとする。
製品全体で5段階にわたりゴミを捕集するHEPAフィルターシステムを内蔵。ウイルスを含む0.1ミクロンまでの粒子を99.9%捕集できる特徴を、既存のV12 Detect Slim Absoluteから引き継いでいる。
持ち手付近には、取り除いたゴミの量とサイズを数値化して表示できる液晶ディスプレイを搭載。同ディスプレイには、吸気口付近の「ピエゾセンサー」が計測したゴミの大きさのグラフ表示、吸引モードや残りの運転時間、フィルター掃除時期やメンテナンスに関する告知なども表示する。
Fluffy Opticクリーナーヘッド装着時の運転時間は、エコモードが約50分、中モードが約30分/強モードが約5分。充電時間は約3.5時間、専用充電ドックも付属する。
スティック時の本体サイズはW250×D1,095×H234mm、重さは2.2kg(バッテリー、パイプ、Fluffy Opticクリーナーヘッド装着時)。2種類のクリーナーヘッドのほか、4点のツール(隙間ノズル、コンビネーションノズル、毛絡み防止スクリューツール、ツールクリップ)も付属する。