西日本旅客鉄道(JR西日本)は6月27日、「Apple PayのICOCA」サービスを開始。iPhoneやApple WatchのウォレットAppから「ICOCA」を新規発行して、電車やバスに乗ったり買い物したりできるようになった。

  • iPhoneで「ICOCA」利用可能に、Apple Watchも

対応端末は、iOS 16.0以降をインストールした「iPhone 8」以降と、watch OS 8.7.1以降をインストールした「Apple Watch Series 3」以降。ICOCAのApple Pay対応については4月時点で「2023年内に開始予定」とアナウンスしていたが、今回正式に対応開始したかたち。

ICOCAカードを持っていなくても、ウォレットアプリやICOCAアプリからICOCAを発行して利用できる。また、既に使っているICOCAカードをiPhoneなどに追加(移行)することも可能だ(一部、移行できないカードもある)。なお、執筆時点ではアクセス急増により「サービスが混み合っている」として新規発行が行えず、Appleからの通知を待つ必要がある模様だ。

  • 執筆時点では、アクセス急増により「サービスが混み合っている」として、Apple PayのICOCAの新規発行が行えていない。Appleからの通知を待つ必要がある模様だ

ウォレットAppやICOCAアプリにクレジットカードを設定すると、チャージや定期券(カードタイプと同じもの)の購入が手軽に行え、定期券の継続購入にも対応(一部、購入できない定期券がある)。J-WESTカードから支払った場合は、グレードに応じて「WESTER ポイント」を最大1.5〜3%貯められる。

ICOCAを「エクスプレスカード」に設定しておけば、デバイスのロック解除や、アプリ立ち上げなしで利用できる。iPhone XS以降では、iPhoneの充電が必要な状態でも最大5時間まで電車や買い物で利用できるとする。

なお、Androidスマートフォン向けの「モバイル ICOCA」は、3月22日から提供開始している