三菱電機は、IHジャー炊飯器「本炭釜」シリーズの新製品となる「NJ-VW10F」をはじめ、炊飯器の新製品7モデルを6月21日に発売した(「NJ-SE06F」のみ7月1日発売)。価格はすべてオープン、市場想定価格は36,300円前後~96,800円前後。
本炭釜シリーズ「NJ-VW10F」
本炭釜シリーズは、純度99.9%の炭素素材を内釜に使用したIH炊飯ジャー。炭は優れた発熱性と遠赤効果があり、内釜全体を一気に加熱してお米の芯まで熱を伝えられる。また、釜底が凸形状になった「泡昇り釜底」により、中央部に気泡をより多く発生させて激しい熱対流を起こすため、圧力機能を使わずにふっくら炊き上がるという。
新モデルでは、炊いたごはんの冷凍保存に適した「冷凍用モード」を搭載した。時間をかけてじっくり吸水させることで、冷凍しても炊き立ての粒感とみずみずしさを95%以上保持。既存モデル「NJ-VW10F」と比べて甘み成分は約14%アップしている。
内釜の内面には強力なコーティングを施し、人の手による100万回の洗米でもコーティングがはがれないという。炊飯の吸水過程で機能する「可変超音波吸水」を備え、内釜の水を超音波で振動させてお米への吸水を促す。これにより、洗米してすぐに炊飯してもふっくらと炊き上がるほか、お弁当やおにぎりにも向いた、冷めてもおいしいごはんになるとする。
本体サイズはW237×D292×H227mm、重さは5.1kg、最大消費電力は1,380W。本体カラーは「炭漆黒(すみしっこく)」と「白雪(しらゆき)」の2色、推定市場価格は96,800円前後。
炭炊釜シリーズの「NJ-VX10F」「NJ-VV10F/18F」「NJ-VE10F/18F」
炭炊釜シリーズは、機能や炊飯容量が異なる6機種をラインナップする。すべて、厚さ3.5mmの5層構造金属釜で大火力を実現。熱がより均一に伝わりやすくなり、粒立ちの良い炊き上がりになるという。加えて、上位モデルのNJ-VX10FとNJ-VV10F/18Fは、独自の「備長炭コート熾火」塗装により、ごはんをよりふっくら炊き上げる。
備長炭コートの内釜は、本炭釜シリーズと同じく100万回の洗米に耐える。6機種とも可変超音波吸水機能を備えるほか、NJ-VX10FとNJ-VV10F/18Fは、炊いたごはんの冷凍保存に適した冷凍用モードも搭載する。
0.5合~5.5合炊き「NJ-VX10F」の本体サイズは、W237×D292×H227mm、重さは5.2kg、最大消費電力は1,280W。本体カラーは黒曜(こくよう)と月白(げっぱく)の2色。推定市場価格は67,100円前後。
0.5合~5.5合炊き「NJ-VV10F」の本体サイズは、W237×D292×H227mm、重さは5.2kg、最大消費電力は1,260W。本体カラーは藍墨(あいすみ)。推定市場価格は50,600円前後。
1合~10合炊き「NJ-VV18F」の本体サイズは、W263×D317×H257mm、重さは6.5kg、最大消費電力は1,365W。本体カラーは藍墨(あいすみ)。推定市場価格は53,900円前後。
1合~5.5合炊き「NJ-VE10F」の本体サイズは、W237×D292×H227mm、重さは4.9kg、最大消費電力は1,210W。本体カラーは月白。推定市場価格は38,500円前後。
1合~10合炊き「NJ-VE18F」の本体サイズは、W263×D317×H257mm、重さは6.0kg、最大消費電力は1,315W。本体カラーは月白。推定市場価格は41,800円前後。
0.5合~3.5合炊き「NJ-SE06F」の本体サイズは、W231×D289×H204mm、重さは4.2kg、最大消費電力は710W。本体カラーは黒曜と月白の2色。推定市場価格は36,300円前後。