マイナビニュース取材班の現地レポートは通常、各社のブースを彩るコンパニオンのお姉さん特集で幕を閉じる。おそらく、それを楽しみに待っていた読者も多いだろう。多いよね? 今回も、当初はその予定だったのだが、いざイベントが開幕し、会場に行ってみたら、愕然とした。なんと、あれだけいたお姉さん達がほとんど見当たらないのである。

  • COMPUTEX TAIPEI 2023 - 最後は恒例のコンパニオン特集……ではないだと? 激変のCOMPUTEXはどこへ行くのか

    ゼロでは無いものの、人数が本当に少なかったのです……

過去の記事でも、毎年「人数が減っている」と伝えてきてはいたが、それでも、まとめ記事にできるほどの撮れ高はあった。しかし今回はそれが一変。通常開催ができなかった4年の間に、一体何があったのか…。世界的にそういうご時世といえるかもしれないが、ちょっと寂しいところである。

  • 2015年あたりまでは本コーナーの常連だったECSブース。念のため行ってみたのだけど、今年もこんな感じでした

これまで、COMPUTEXは火曜から土曜までの5日間開催が通常のパターンだった。しかし今回は、金曜までの4日間に短縮。土曜は特に一般の来場者が激増する日だったのだが、平日のみの開催となって、イベント自体がよりビジネス寄りの性質になったということも、この背景にはあるかもしれない。

そして筆者にとって、それ以上に大きな衝撃だったのは、これまで記事の大きな目玉となっていたマザーボードやグラフィックスカードなど"板モノ"の展示が非常に少なくなっていたことだった。新チップセットや新GPUも無いので事前にある程度予想はしていたものの、実際に各社のブースでそれを目の当たりにすると、改めて「え、これだけ?」と驚いた。

  • 以前は大量に並んでいた板モノ展示が…

いつもCOMPUTEX取材といえば、最初の1~2日はひたすら基板を撮り続けるもの。これほど板モノを撮影しなかったというのは、正直記憶にない。とはいっても記事は書かないといけないので、初日から急遽Cooler Master本社のツアーに参加したりと、ネタ探しに忙しく、そんな事情もあって、早々にお姉さん記事は諦めた、というのが実際のところだ。

  • ちなみにCooler Master本社ビルには、「Cooler Bar」なるレストランもあった。気になる…

そういうわけで締めは残念ながらお姉さん記事ではないのだが、最後に、記事では使わなかった写真をいろいろ添付しておこう。来年のCOMPUTEXの会期は6月4日(火)~7日(金)。マイナビニュース取材班による次回のCOMPUTEXレポートもどうぞお楽しみに!

・COMPUTEX TAIPEI 2023のニュースまとめ
https://news.mynavi.jp/tag/computextaipei2023/

  • RAIJINTEKブースで見かけたMOD PC。寺をイメージしたものとのことで、御利益がありそう(?)

  • darkFlashブースで展示されていたMOD PCもすごかった。フライトコントローラまで搭載している

  • Streacomブースにあったアナログメーター「VU1」。画面はE-inkのため、書き換えて多用途に使える

  • Cooler Master本社で見たファンレス電源「X Silent Edge 750W」。反対側は全面ヒートシンクになっている

  • HYTE初の簡易水冷「THICC Q60」。まるでスマホが付いているように見えるが、これは5インチIPS液晶

  • ちなみにHYTEはGrand Hyattホテルにプライベートルームがあったのだが、入口がとにかく派手だった

  • ADATAのM.2 NVMe SSD「NeonStorm」。Gen5で増えた発熱を逃がすため、大きなクーラーを載せている

  • 仕組みはユニーク。クーラントが入ったケースの中央にアルミチューブがあり、そこをファンで冷やす

  • ファンブレードが交換可能なThermaltakeの「SwaFan」シリーズには、冷却性能重視の「GT」が登場

  • ファンブレードはLCP製。静圧重視、エアフロー重視(正回転/逆回転)の3タイプが付属する

  • ホール内でよく見かけたMSI製の自動巡回ロボット。新型コロナウイルス対策として導入されたようだ

  • アワードの展示エリアで、ASUSの「Pinbo」という教育用ロボットを見かけたのだが、同社ブースに展示は無かった

  • ZOTACの背負えるPC「VR GO」は順当に進化していた。最新モデルでは、NVIDIA RTX A4500を搭載する

  • 会場内でなぜか日本語のままだったパネルを発見。ここまで堂々と展示されるとむしろ清々しい