JR貨物と日本パレットプール(NPP)は、貨物駅構内等に設置するパレットデポにおいて、パレットのレンタル・返却ができるレンタルパレットサービス「駅パレ」を開始すると発表した。
「駅パレ」は貨物駅構内または近隣に設置するパレットデポにおいて、すべての鉄道利用運送事業者らが手軽にパレットをレンタル・返却できるレンタルパレットサービス。通常、パレットをレンタルする際、利用者がパレットレンタル事業者のデポに立ち寄り、パレットを引き取る必要があった。「駅パレ」は集貨・配達に合わせ、貨物駅構内等でパレットをレンタル・返却できるため、パレット利用にかかる手間・コストが低減され、効率的な物流体系の構築が可能になるという。
これにより、JR貨物は「JR貨物グループ長期ビジョン 2030」に掲げる「物流生産性の向上」と「グリーン社会の実現」に貢献。NPPも「経営3カ年計画 2024」に掲げる「事業運営体制の強化」に資するサービスを提供するとしている。
「駅パレ」を設置する貨物駅は、帯広貨物駅、札幌貨物ターミナル駅、仙台貨物ターミナル駅、郡山貨物ターミナル駅、宇都宮貨物ターミナル駅、岐阜貨物ターミナル駅、京都貨物駅、吹田貨物ターミナル駅、百済貨物ターミナル駅、岡山貨物ターミナル駅、東福山駅、湖山ORS(オフレールステーション)駅、熊本駅。利用する駅に「駅パレ」が設置されていない場合でも、当該地区のNPPパレットデポにてレンタル・返却が可能。今後、利用者の要望に応じて設置駅を拡大予定としている。