楽天モバイルは6月30日午前0時より、現在は無期限となっている「Rakuten Link」アプリの通話履歴/メッセージ履歴に保存期間を設定することをアナウンスした。期限を過ぎた通話履歴/メッセージ履歴は削除される。
「Rakuten Link」は、楽天モバイル(Rakuten最強プラン)を契約しているスマートフォンで利用できるコミュニケーションアプリ。楽天モバイル以外のキャリアを含む国内キャリアへの無料通話、海外対象国から日本への無料国際通話、SMSの送受信、楽天モバイルのキャリアメールである楽メール、スマホ決済・楽天ポイント管理といった機能を備えている。
今回仕様変更となるのは、このうちの通話とメッセージの送受信履歴の保存期間について。これまで、通話履歴/メッセージ履歴ともに保存期間が定められておらず、無期限で履歴が参照されていたが、6月30日午前0時以降は以下の保存期間が設定される。
- 通話履歴:通話の発着信日を起算日として180日間
- メッセージ履歴:メッセージの送受信を起算日として730日間
他キャリアでも同様の通話履歴/メッセージ履歴の保存期間を定めており、定められた保存期間を経過した履歴は削除されるというのが一般的だ。
仕様変更により、6月30日午前0時より順次、保存期間を過ぎた通話履歴とメッセージ履歴は削除されるようになる。保存期間の起算が仕様変更のタイミングではなく、通話の発着信/メッセージの送受信を起点としての期間になる点には注意が必要で、6月30日午前0時の時点で180日間が経過している通話履歴や730日間が経過しているメッセージ履歴は仕様変更後すぐに削除対象となる。履歴の削除は、保存期間の経過後、再ログインを行ったタイミングで実施されるという。
削除された履歴は復元不可能。楽天モバイルでは、保存が必要なデータについてはユーザー自身で画面を保存するなどの対応をしてほしいとしている。