ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは9月1日、ワコールが展開する京町家を活用した宿泊施設「京の温所」の運営業務を受託する。
「京の温所」は、京都市の歴史的な街並みを象徴する京町家が老朽化や引き継ぎ手がいないなどの理由で次々と取り壊される現状を危惧し、京町家を次の世代に引き継ぎ、未来に残すための事業としてワコールが2018年4月にスタート。京都市内の観光に便利な立地で現在7棟(釜座二条、御幸町夷川、麩屋町二条、西陣別邸、御所西、丸太町、竹屋町)展開している。
今後、インバウンドの需要拡大と観光業の回復がみられることから、更なる顧客サービス向上を目的に、京町家の予約からチェックインまでの顧客対応と各種宿泊プランや販促PRをロイヤルパークホテルズが展開する「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック京都」が中心となり運営する。
また、11万人(2023年5月時点)の会員数を持つロイヤルパークホテルズと、844万人(2023年3月末時点)の会員数を持つワコールがタッグを組むことで、京都の宿泊事業のみならず、既存事業での相互送客で新規顧客の拡大を目指すという。