ビースタイル ホールディングスが運営する調査機関「しゅふJOB総研」は、「生活費について」についてのアンケート結果を6月21日に発表した。調査は5月17日〜24日の期間、ビースタイルスマートキャリアおよび求人サイト「しゅふJOB」の登録者733名を対象に行われた。
はじめに、生活にかかる費用についての実感を尋ねたところ、99.2%が「費用が高くなってきている」と回答。
「費用が高くなってきている」と回答した人に対して、生活周りのどんな費用が高くなっていると感じているか質問すると、最も多かったのは「光熱費(水道・電気など)」(91.5%)だった。次いで「食料品(調味料を除く)」(89.7%)、「生活用品」(70.6%)、「調味料」(68.8%)と続いた。
費用が高くなっているものを2022年3月時点の調査と比較すると、「ガソリン代」と「通信費(携帯電話など)」の比率が顕著に下がったものの、全般的に比率が高くなっているものが多く、特に「お菓子」の比率が高くなっていることが明らかになった。
また、今後生活にかかる費用は全般的にどうなると思うかと尋ねたところ、94.5%が「高くなる」と回答。物価についてより厳しい環境が続くを覚悟している人が9割を超えていることが分かった。
さらに、「高くなる」と回答した人にどう対処するかを尋ねたところ、「収入を増やして節約もする」と回答した人が最も多く57.1%だった。「収入は増やさず節約をする」と答えた人と合わせると「節約する」と回答した人は79.3%に。
コメントには、「とにかく光熱費が上がっていて、生活に直結することが上がってしまうのは本当に困ります」「今の職場が副業禁止なのでつらい」といった切実な声が多数寄せられている。
その他、光熱費など生活に最低限必要な費用が高くなっていることへの不満・不安だけでなく、あまりに厳しい状況に死活問題だと訴える意見や、実質賃金がマイナスを続ける中で勤め先に副業解禁を求める声なども集まったという。