ニコンイメージングジャパンは6月21日、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-180mm f/2.8」を発表した。絞りF2.8固定の望遠ズームレンズながら、望遠側を180mmまでに抑えるなどして大幅な小型軽量化を図った。1.4倍と2倍のテレコンバーターにも対応する。価格はオープン。7月14日より発売する。
70mmから180mmの焦点距離をカバーするフルサイズ望遠レンズ。重さを約795g、全長を約151mmに抑え、大口径望遠ズームレンズながら気軽に持ち運べる。焦点距離全域で開放F値2.8での撮影が可能で、望遠レンズならではの圧縮効果や大きなボケを活かしたポートレート撮影に向いている。最大撮影倍率は0.48倍。絞り羽根枚数は9枚(円形絞り)。テレコンバーターにも対応し、「Z TELECONVERTER TC-1.4x」装着時は最大252mm、「 Z TELECONVERTER TC-2.0x」装着時は最大360mmの超望遠撮影が可能。
レンズ構成は14群19枚(EDレンズ×5枚、スーパーEDレンズ×1枚、非球面レンズ×3枚)。STM(ステッピングモーター)の内蔵により、素早いピント合わせが可能で静粛性にも優れる。全長が変わらないインターナルズーム機構を採用し、最短撮影距離での撮影でもAFを使用できるためクローズアップ撮影も快適だ。広角端での最短撮影距離は0.27m、望遠端の最短撮影距離は0.85m。
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ)は67mmで、本体サイズは最大径が約83.5mm(最大径)×151mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重さは約795g。付属品は、レンズキャップ「LC-67B」、裏ぶた「LF-N1」、レンズフード「HB-113」、レンズケース「CL-C2」。