メディア運営事業などを展開する企業・わんわんわんは、日本全国の女性を対象に実施した、恋愛感情が急冷する「蛙化(カエル化)現象」についての調査結果を公開した。それによると、半数以上の女性が蛙化現象を経験しているようだ。
蛙化現象は、好意を抱いている異性が、自分に対して好意を抱いていることがわかると、何故かその人に対する好意が嫌悪感に変わってしまう現象のことを指す。
本調査は、同社の運営する女性のための恋愛解決メディア「恋愛トラベル」が実施したもので、全国の10~50代の女性200名を対象に、今年3月9日から6月4日までの期間に、実際に蛙化現象を経験したことがあるかや、経験談などの質問を行っている。
結果は、10~50代の女性200人のうち、約半数の女性が蛙化現象を経験していることが明らかとなった。特に20代~30代の女性に、その傾向が多かったという。具体的には、蛙化現象を経験したことが「ある」と回答した女性は50.5%、「ない」と回答した女性は49.5%だった。
「ある」と回答した人からは、「自分の武勇伝を語り出したとき」や、「付き合う前の段階ではドキドキしていたが、付き合って自分が彼女というポジションになったことを意識し始めた瞬間に違和感を感じ始めた」、「コンビニのお会計の際に渡された小銭を落として、拾っている姿を見た時」、「しっかり者だと思っていたら、過度な構ってだったとき」、「自分への好意に気がついた」、「急に甘えられて気持ち悪く感じた」、「格好つけていた彼の格好がつかなかった時」、「自分を見せようとしてくれた時」など、蛙化現象が起こった際の具体的な状況が寄せられた。
一方で「ない」と回答した人からは、「せっかく両思いになれたのにも勿体無い」「相手のことを思うとかわいそう」などの意見のほか、「言葉が流行ってしまっているだけで、言葉に乗っかっているだけの印象。そんなことで冷めるなんて所詮その程度の気持ちなんだろうなとは思う」「相手を無駄に美化し過ぎなのではないかと思います。完璧な人間なんて存在しませんし、そもそも最初から好きではなかったのでは?」などの否定的な意見も寄せられていた。
このほか、蛙化現象を克服した女性は、わずか25%だったそうだ。克服した女性からは、「相手から告白されるとぞわぞわしてしまうので、本当に気になる相手には自分から告白するようにしています」「大人になるにつれて自己肯定感の付け方を学び、恋愛に対しても現実を見れるように徐々になっていったこと」「相手を男性ではなく、一人の人間として、よく観察できた時に克服したと思います」などの意見が集まった。