セイコーウオッチの薄型メカニカルウオッチの原点である「ゴールドフェザー」が、60余年ぶりに「クレドール」ブランドから登場する。

限定モデルとレギュラーモデルを1機種ずつラインナップ。18Kイエローゴールドケースの限定モデルは7月8日に発売し、341万円(30本限定)。18Kピンクゴールドのレギュラーモデルは8月11日に発売し、330万円。

  • <クレドール>ゴールドフェザー U.T.D.

セイコーウオッチは、「高精度化」と「薄型化」の2つのテーマに取り組み、1960年に高精度を追求した「グランドセイコー」、薄型化を極めた「セイコー ゴールドフェザー」を発表した。

当時のセイコー ゴールドフェザーは、その名のとおり、着け心地が羽根に触れたように上品で柔らかい薄型のドレスウオッチだった。今回の「クレドール ゴールドフェザー」は、セイコー ゴールドフェザーをもとに、現代の高級薄型ドレスウオッチとしてふさわしいスペックとデザインにアップデートした新コレクション。

  • GBBY982

  • GBBY980

ケースは「薄く」「軽やかで」「空気をはらみ」「艶やかで」「優美」という5つのデザインコンセプトに基づき、丸みを帯びた造形と、袖口に収まりやすい薄さの両立を図った。

ムーブメントはケースに直接固定し、裏ぶたのサイズを最小化する新構造を採用。裏側の斜面が広くなり、腕に着けたときに実際の厚さより薄く見えるデザインに仕上げている。細く軽やかなかん足とベゼルには、それぞれザラツ研磨とダイヤカットを施した。

限定モデルのダイヤルには、宙に舞う羽根をイメージしたスパイラル状の放射仕上げを採用。ダイヤルに直接彫りこまれたインデックス、ブランドロゴ、分目盛の陰影が上品で繊細な立体感をもたらしている。

レギュラーモデルは、ダイヤルに沿って曲げた極細のインデックスを配置し、視認性を向上させた。また、両モデルとも6時位置に、セイコー ゴールドフェザーロゴを現代的にブラッシュアップしたコレクションロゴをプリントしている。

ケース素材は「GBBY982」が18Kイエローゴールド、「GBBY980」が18Kピンクゴールド。ケースサイズは外径37.1×厚さ7.7mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、ストラップ素材はクロコダイル、防水性能は日常生活用防水。

手巻き式の機械式ムーブメント「キャリバー 6890」は、クレドール専用のムーブメントとなり、熟練の時計師によって生み出される。機械式ながら厚さがわずか1.98mmという極薄ムーブメントだ。パワーリザーブは約37時間。