Amazonは、7月11日午前0時から7月12日23時59分まで48時間にわたり、大型セール「プライムデー」を開催決定。家電製品やファッション、日用品といった人気カテゴリーから多彩な商品を取りそろえ、特別価格で販売する。メディア向けの発表会では、PS5やREGZAといったセール対象品を多数披露した。
2023年のAmazonプライムデーは「憧れのアイテムから、日用品のまとめ買いまで、ビッグセールで」をテーマに、100万点以上の商品を特別価格で販売。「憧れのアイテム」と「日用品のまとめ買い」の特集コーナーをプライムデーのページ内に設置し、「憧れのアイテム」特集では、話題の商品やAmazonのイチ推し商品を取りそろえる。また、「日用品のまとめ買い」特集では人気の日用品や必需品を特別価格で用意する。
プライムデーにあわせたポイントアップキャンペーンでは、対象期間中に合計10,000円以上注文すると、期間限定のAmazonポイントを最大15%(最大10,000ポイント)還元。既にエントリー期間がスタートしており、7月12日23時59分まで受付中。キャンペーン対象の購入期間は7月9日0時~7月12日23時59分まで。
Amazonでは「さまざまな料金の値上がりが続くなか、Amazonプライムではプライムデーなどの会員限定セールの開催に加えて、迅速で便利な配送特典や、多様なエンターテインメント特典などを通じて、ユーザーの家計節約をサポートする」とアピールしている。
Amazon大型セール“初の試み”、パーソナライズ&先行セールをプライムデーに導入
今回のプライムデーでは、Amazonの大型セールとして初となる試みを2つ導入している。そのひとつが、ユーザーごとのニーズに合わせてセール商品が見つけられるよう、プライムデーのページの中で「パーソナライズ表示」を行う取り組みだ。
パーソナライズ表示では、これまでのユーザーの注文履歴などを基にセール商品を表示し、ページ内のコンテンツの内容もカスタマイズ。たとえば、アウトドア商品を過去に購入・閲覧した人には、アウトドアカテゴリーにおけるセール商品がより見つけやすくなるようパーソナライズされるという。
Amazonではこうしたパーソナライゼーションを通じて、欲しいモノとの新たな出会いや、必要なモノの買い逃し防止をサポート。買い物体験のさらなる向上を図る。セール商品の表示だけでなく、さまざまな特典やサービスについても、各ユーザーの利用状況に応じて表示するという。
Amazonにおけるパーソナライズ表示自体は既に行っているが、セールに合わせた取り組みはこれが初めてだという。アマゾンジャパン合同会社 プライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏は、「今回の取り組みがユーザーにも喜ばれるのであれば、今後(のセールで)も実施を検討したい」と話した。
もうひとつの大型セールにおける初の試みが、プライムデー開始2日前の7月9日午前0時から開催する「プライムデー先行セール」だ。家電やファッション、日用品といった人気カテゴリーの一部商品が対象で、プライムデー当日も販売予定。ただし在庫がなくなり次第、終了となる。
先行セールをプライムデーに先がけて開催する理由について、鈴木氏は「プライムデーはこれまでも24時間、ないしは48時間と、ある程度限定された期間の中で実施しており、『気がついたらセールが終わっていた』という声もあった。セール期間を延ばすことで、買い逃しを防ぐねらいがある」と話す。こちらもユーザーの反応を見ながら、今後の継続実施を検討していくという。
なお、今回のプライムデーは、日本のほかにもオーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、エジプト、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、トルコ、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ、インドの計25カ国で開催する(一部の国は別日程で開催予定)。
記者発表会には、女優の戸田恵梨香さんが登場。トークセッションの模様は別記事でレポートする。