簡易書留の受け取り方がわからず困った経験をお持ちの方も多いでしょう。大切な郵便物を無事に受け取るためにも、事前にルールを確認しておくのがおすすめです。
本記事では、簡易書留の受け取り方法や不在で受け取れなかった場合の対応方法について紹介します。また、簡易書留の受け取りに関してよくある疑問についても解説するのでぜひ参考にしてください。
簡易書留の受け取り方法
簡易書留は手渡しでの受け取りが基本です。不在で受け取れなかった場合は不在票がポストに投函されるので、再配達を依頼するか郵便局に直接取りに行きます。受け取る際はサインまたは印鑑が必要です。
本人以外でも受け取り可能?
簡易書留は、本人以外も受け取ることが可能です。自宅に届いた際に本人が不在の場合は、代わりに家族や同居人が受け取れます。自宅の場合は本人確認もありません。なお、本人以外が受け取る場合もサインまたは印鑑が必要です。
簡易書留の自宅での受け取り方
簡易書留を受け取る際には、配達物を間違いなく受け取ったことを証明するためにサインまたは印鑑が必要になるので事前に用意しておきしょう。前述の通り、本人が受け取れない場合は家族や同居人による受け取りも可能です。不在になる可能性が高い場合は、事前に代わりに受け取ってもらうよう頼んでおくといいでしょう。
勤務先で受け取ることも可能
簡易書留を受け取れなかった場合は、再配達依頼もしくは郵便局での受け取りとなりますが、時間がなくて自宅での受け取りが難しい場合は受取先を勤務先に変更することも可能です。
ただし、差出人が転送不要を指定している場合は、受取先を変更できません。銀行のキャッシュカードなどは転送不要となっているケースが多いので注意しましょう。
簡易書留を不在で受け取れなかった場合はどうする?
簡易書留を受け取れなかった場合、不在票がポストに投函されます。別の時間であらためて受け取りたい場合は、不在票に記載された内容に従って再配達を依頼しましょう。そのほか、直接郵便局に取りに行くことも可能です。
インターネットで再配達を依頼
再配達の依頼はインターネットから行えます。不在票に記載されたサイトにアクセスし、画面の指示に従って申し込みましょう。パソコンだけでなくスマートフォンからの申し込みも可能です。
再配達の日時指定も可能なので、なるべく在宅できる時間を選んで依頼するようにしましょう。なお、申し込みは24時間可能です。
電話で再配達を依頼
電話で再配達を依頼することもできます。不在票に記載された電話番号にかけると自動音声で案内が始まるので、指示に従って操作を進めましょう。インターネットでの申し込みと同じく、再配達の日時指定が可能で、申し込みも24時間可能です。
また、インターネット・電話いずれの場合も当日の再配達を希望する場合は締め切り時間が設けられています。地域にもよりますが、当日17時ごろまでとなっているケースが多いので、当日中に再配達してほしい場合は早めに対応するようにしましょう。
郵便局で受け取り
郵便局に直接受け取りに行く場合は、受け取る際に本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)・印鑑・不在票が必要です。受け取りに行くときは忘れずに持参しましょう。また、受け取り可能時間は郵便窓口の営業時間内です。せっかく行ったのに受け取れなかったということがないよう、事前に調べておくことをおすすめします。
簡易書留の受け取りに関してよくある疑問
ここでは、簡易書留の受け取りに関してよくある疑問と回答を紹介します。
不在票を紛失した場合は?
誤って捨ててしまったり、どこかで落としてしまったりして不在票をなくしてしまうこともあるでしょう。不在票がなくても追跡番号がわかっていれば再配達の依頼は可能です。差出人に追跡番号を聞ける場合は確認してみましょう。確認が難しい場合は、配達を行った郵便局に問い合わせて、不在票を紛失した旨を伝えてください。
簡易書留の受け取りを忘れていた場合は?
不在票がポストに投函された郵便物には保管期限があり、保管期限を過ぎた郵便物は差出元に返送されます。郵便局での保管期間は7日間となるため、忘れないよう不在票を確認したらすぐに再配達を依頼するか、郵便局に受け取りに行くことをおすすめします。
簡易書留の受け取り方を覚えておこう
簡易書留の受け取り方法や不在で受け取れなかった場合の対応方法などについて紹介してきました。
普段利用する機会が少ないと戸惑ってしまうかもしれませんが、郵便物を確実に受け取るためにも、受け取り方法や再配達の依頼方法を覚えておきましょう。
また、保管期限を過ぎてしまうと差出人に再送してもらう必要があり、どちらにとっても手間になります。そうならないためにも、受け取れなかった場合はなるべく早く再配達依頼または郵便局に取りに向かいましょう。