今回は、「疎まれる」の意味や使い方・例文、疎まれてしまう人の特徴や対策などを紹介します。周りの人から疎まれて避けられてしまう人には、共通点があります。職場などで避けられないよう、ぜひチェックしてください。

「疎まれる」とは? 意味と読み方

  • 「疎まれる」の意味とは

    「疎まれる」の意味とは?

「疎まれる」は「うとまれる」と読みます。「嫌だと思う」「親しく思わない」などを意味する「疎む」に、受け身の助動詞「れる」をつけて「周囲から嫌だと思われる」「避けられる」という意味で使われます。

「疎まれる」の使い方・例文

  • 「疎まれる」の使い方・例文

    「疎まれる」の使い方と例文を紹介します

「疎まれる」とは、相手から「嫌だと思われている」状況です。具体的なイメージとしては、相手がこちらを好ましく思っていないため、関わりを持たないようにしている様子を表しています。

  • 意見の対立がきっかけで、彼は周囲から疎まれるようになった

  • 彼女が同僚から疎まれている理由は、無責任な言動が多いからである

  • あの一件から、部下から疎まれることが増えてしまった

  • あれほどひどいことをしたのだから、彼は両親から疎まれても仕方ない

  • 当初、周りから疎まれる存在だったが、理解を深めて良い仕事仲間になった

  • あなたが世界中の人に疎まれようと、私はあなたの味方だ

  • 他人から疎まれる行動は控えた方が良い

周囲から疎まれる人の特徴

  • 周囲から疎まれる人の特徴

    周囲から疎まれる人の特徴

ここでは、疎まれる人の特徴を紹介します。

自己中心的である

自己中心的とは、常に自分を中心に考えていて他の人の気持ちを顧みない言動をすることを指します。

自分の気分次第で人を振り回したり、いつも自分の話ばかりをしたり、人の話に耳を傾けず不快にさせていることにさえ気づかなかったりすることが特徴です。

そのような人は「自分を認めてもらいたい」気持ちが強く、無意識のうちに自己アピールを含んだ言動を繰り返します。周りから疎まれてしまうのも、自然なことです。

ネガティブで暗い

トラブルや対人関係の出来事が起きた際に、極端に悲観的にとらえて暗くなる人は、周りの人から距離を置かれるでしょう。友人や家族からの励ましに全く耳を貸さず、気がつくと自分の殻に閉じこもってしまう人は、次第に周りから孤立します。

また、マイナスの感情を常に抱いていると、周囲の士気も低くなるため、上司や同僚から信頼を得にくくなる特徴があります。

プライドが高すぎる

他の人を見下すような態度を取り、いつも上の立場に立ちたがる人は周囲から疎まれやすいといえます。また、自分のミスや間違いを認めず、常に正当化しようとする人も「協調性がない人」という印象を与えやすくなります。

少しでも自分に非があると思ったら、最初に自分を庇うのではなく間違っていた部分を受け入れることが大切です。

人から疎まれないための対策

  • 人から疎まれないための対策

    疎まれない人になるために

ここでは、人から疎まれないためのコツを3つ紹介します。

周囲の意見をよく聞く

自分の意見を押し通す前に、周囲の意見をよく聞き理解することが大切です。

他の人が話しているときには黙って聞き、話を遮らないようにすることだけでも「この人はよく話を聞いている」と相手に感じさせることができます。

その意見の良いところをほめるよう心がけると、お互いに気持ち良くコミュニケーションが取れます。

常識的な言動を心がける

非常識な言動を繰り返すと、周りから疎まれやすくなります。

例えばフォーマルな場面であまりにも常識から逸脱した行動を取ったりすれば、周りの人は、「あまり一緒にいたくない」「同類だと思われたくない」と感じて距離を取ります。

何かをする前に「周りの人はどのように思うか」「モラルに反することではないか」と、一度立ち止まって考えると良いでしょう。

日常的にモラルや視野を広く持って、一般常識を身に付けることが大切です。

人との距離間に気をつける

初対面のときはもちろん、親しい間柄でも、適切な距離感で接することが大切です。

相手の気持ちを100%理解することは無理ですが、会話をしながら相手の表情の変化に気をつけて、適切な距離感で会話できると良いでしょう。

もし傷つけてしまったり、踏み込みすぎてしまったりしたなと感じたら、すぐにその場で素直に謝ることも大切です。

周囲から疎まれる人にならないよう気をつけよう

  • 周囲から疎まれる人にならないよう気を付けよう

    周囲から疎まれる人にならないよう気を付けよう

今回は「疎まれる」の意味や使い方、疎まれる人の特徴や対策などを解説しました。

もし「あの言動は適切でなかったかもしれない」「あの人のように振る舞えば良かった」と思う経験があるならば、次回はその部分を生かして、周囲からも自分自身からも愛されるような人柄を目指しましょう。