鉄道・運輸機構は19日、建設主体として工事を進める北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)整備事業に関して、八雲町と長万部町に跨る立岩トンネル(延長1万7,040m)のうち、ルコツ工区が隣接する山崎工区との境に到達したと発表した。

  • 到達地点の状況。6月17日撮影(提供 : JRTT鉄道・運輸機構)

北海道新幹線の延伸区間となる新函館北斗~札幌間(線路延長約212km)は、2030年度末の完成をめざし、鉄道・運輸機構が建設主体となって工事が進められている。2014年から順次着手したトンネル工事は全17本・40工区に及び、新八雲(仮称)~長万部間の立岩トンネルでは、4工区(立岩工区、山崎工区、ルコツ工区、豊津工区)に分けて工事を行っている。

鉄道・運輸機構によれば、立岩トンネルのルコツ工区について、6月17日に隣接する山崎工区との境に到達し、これによりトンネル40工区のうち11工区で本坑掘削が完了したとのこと。到達地点の状況も写真で公開した。「引き続き、安全に工事を進めてまいります」としている。