今年で13年目を迎えるTBS系音楽特番『音楽の日2023』が、7月15日に14時から約8時間にわたって生放送されることが決定した。このほど総合司会を務める中居正広と安住紳一郎アナウンサーが取材に応じ、今年のテーマである「GIFT ギフト」に込めた思いや、昨年急遽中居が番組を欠席したときの舞台裏などを語った。
『音楽の日』は、「音楽のチカラで日本を元気に!」という願いを込め、2011年から始まった夏の大型音楽特番。今年は「GIFT ギフト」というテーマで、応援歌やラブソングなどさまざまな「歌のギフト」を届ける。
中居は「コロナがあけたと言っていいのか分かりませんが、今年はお客さんも入る感じになると思うので、久しぶりにライブ感を楽しみたいですね」と期待を口にし、安住アナも「いろいろな角度から豪華なアーティストたちから歌のプレゼントがあると思いますので、思う存分楽しんでいただきたいです」と語る。
取材会の時点ではまだ出演アーティストは発表になっていないが、安住アナは「いつもアーティストが歌っているのを真横で見て、すごく大きなパワーをもらっています」と述べ、「僕は中島みゆきさんの詩に癒やされているので、いつか出てもらえたらいいなと思っています」と野望を明かす。
司会者として百戦錬磨の中居と安住だが、音楽番組の司会について、中居は「気持ちよく歌手の人が歌ってもらえることが第一」と心掛けていることを明かし、安住アナは「現場は独特の緊張感がある。100回歌えば100回違うニュアンスになるぐらい繊細なものなので、その緊張感を壊さないようにすることを意識しています。一緒にやっていて『すごくいいステージだな』と思うと、みんなの顔も豊かになる。そのとき司会者冥利に尽きるなと感じます」と語る。
中居も「番組が終わったあと『安住と中居が良かったね』というのは良くない」と述べ、「あくまで『音楽の日』なので、僕らの存在が忘れられているようになればいいなと思っています」と持論を展開していた。
中居は昨年、急性虫垂炎のため急遽番組に出席することができなかった。中居は番組を観ていたというと「出てないときのことを肯定するのもあれですが……すごく面白かった」と感想を漏らす。
さらに中居は「アスリートとかも、自分が怪我してしまった試合を見てどこかで、自分がいないから今日試合に負けてしまった。それは『自分が出られなかったからじゃん』という気持ちってあると思うんです。それと同じように、僕がお休みしたときに、ちょっとグズグズになってほしいなとか……。そこで『中居の存在際立つ』みたいなことを期待していたのですが、途中で自分がいないことも忘れさせてくれるような番組でした」と笑う。
その発言に安住アナは「でも何となく中居さんがいたらこうするだろうってスタッフがみんな意思疎通できたんです」と昨年を振り返り、中居は「オープニングあって1、2曲目ぐらいまでは、安住さんが『見てる?』みたいに僕を気にしてくれていたのですが、夕方以降、一言も出てこなかった。それがとても良かったです」とチクリ。
すると安住は「みんな最初は下手したらまずいと思って集中してやっていたら、うまくできた。途中から『さすがに中居さんがいなくてこんなに滞りなくできたらまずいんじゃないか』と思ったのですが、スタッフさんが鍛えられていて破綻しなかったんですよ」と笑い、中居は「そうだよ、うまくできていて俺ショックだったんだもん」と発言し場内は大爆笑。
さすがの息の合ったコンビネーションに、多くの報道陣が酔いしれ、2人が揃う今年の『音楽の日』に期待が膨らんだ。
なお、今年の『音楽の日』では、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの様々なエリアから、アーティストたちがディズニー映画の名曲に加え、歴代のショーやパレードの音楽など、パークを代表する数々の名曲をディズニーのキャラクターたちと共にスペシャルメドレーで届ける特別企画の放送も決定。ディズニーメドレーを披露するアーティストと歌唱曲は近日発表される。