俳優の福士蒼汰が、国際連続ドラマ『THE HEAD』Season2(Huluで配信中、毎週土曜更新)の日本語吹替版で、自身の英語セリフを日本語に吹き替えた。

  • 福士蒼汰

福士はこれまでアニメでのアフレコ経験はあったものの、実写ドラマ作品で自らが英語で演じているものに対してアフレコするという形は初めての体験だったそう。アフレコを終えて、「新しい体験で楽しかったです。また今後もできるように、自分の声磨きもどんどんしていきたいなと思いました」と率直に感想を語った。

ちょうど1年前の2022年夏、スペイン・テネリフェ島とマドリードで行われたオール海外ロケにたった一人で参加した福士。当時の自身の演技をアフレコという形で改めて見ることになり、「何だかそわそわしますね。若いなと思っちゃう自分がいます(笑)」と照れながら、「撮影期間を思い出したり、キャストのみんなを見て『こんな話をしたな』とか『現場はこうだったな』とやっぱり色々思い出しました」と当時を懐かしんでいる様子。

「スペインでの撮影を約2カ月間、他に日本人もいない、スタッフさんや日本語通訳の方ももちろんいないという状況にポンと置かれて。でも一歩外に出てみたらみんな優しいしフランクに話しかけてくれるので、恐怖心や不安は一切なくなって、楽しむことができるようになったと実感します」と、撮影を経て得た変化を語る。

今回の吹替キャストの中で、オリジナル版に出演しているのは福士のみ。吹替版の監督の指示を一つ一つ真摯(しんし)に聞きながら、オリジナル版のニュアンスを共有するなど細かくやり取りをしたそう。「やっぱり僕は現場に実際にいたので、現地で監督から言われたことや、英語と日本語の微妙なニュアンスの違いなどを考えて、吹替版の監督と一緒に一番良いものにしよう!という良い話し合いができたかなと思います」と笑顔で明かした。

今回吹替をしてみて新たな発見はあったかと問われると「英語のお芝居と日本語のお芝居を見て、両方いいな、面白いなと思いました。もちろん情報としては同じ内容が伝わっていますが、それぞれの言語の良さが出ているというか。日本語には日本語なりの『あ、こういう風に表現するんだ』という部分がたくさんあって、僕自身も両方でお芝居をしたので、日本語の面白さを感じる部分もあり、両方楽しめるなと思いました」とコメント。

配信を楽しみにしている視聴者に向けて、「吹替版はとても魅力的な声優陣が集まっています。僕も頑張ってそのレベルに合うようにすごく努力して初めての経験を乗り越えました! オリジナル版、日本語版それぞれまた違う魅力があるので、ぜひ両方楽しんで観ていただけたらうれしいです」と力強くアピールした。

既に字幕のオリジナル版で第一話をご視聴いただいた方も、ぜひ日本語吹替版ならではの違った魅力を味わっていただき、何度でもお楽しみください。

この吹替アフレコ風景やインタビュー映像も、Huluで配信されている。

(C)Hulu Japan