元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也氏が13日、YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』に出演。動画「【大谷翔平が大ピンチ!】またも新ルール!?『これが導入されたら本塁打と打点が一気に下がる』20本塁打でリーグトップの大谷にまさかのブレーキが……そのルールとは!?」内で、エンゼルス・大谷翔平の成績にも影響しうる新ルールを解説した。

里崎智也氏

動画冒頭、「大谷翔平に甚大な影響。本塁打も打点も激減確実……」と切り出した里崎氏は、MLBで導入が議論されている新ルール「ダブルフックDH制」に言及。これは「先発投手が5イニングを投げきれずに降板する場合、『スタメンDH選手の打順に入って9人制にする』か、『スタメンDH選手の次打席で必ず代打を使わなければならない』というルール」だと説明する。

袴田彩会が「なんでこの制度を作ろうってなってるんですか?」と質問すると、里崎氏は「アメリカン・リーグはDH制、ナショナル・リーグではピッチャーが打席に立っていたのが、ルールが変わって両リーグDH制になった。これは選手会が望んだ要望だったけど、メジャーリーグの経営陣は最後まで反対したらしい。なんでかと言うと、DH制を導入すると、それ専門の野手を雇わないといけなくなる。そうすると費用が何十億円も増えることになる」と両リーグともにDH制になった経緯をおさらいしつつ、「これの球団側との折衷案がダブルフック制の導入と言われている」と解説。

そして、この新ルールが正式に導入されると、DHで先発出場する大谷が9回まで試合に出られないケースも増えるため、「今後エンゼルスじゃないチームに行っても、先発が弱かったり数が足りないところに行ったら、このダブルフック制が大谷の記録にかなり影響してくるかも」と持論を述べていた。