業務用アルミケースメーカーのアクテックは、菓子メーカー・やおきん協力のもと、うまい棒を安全に保護し、保管できる「うまい棒ケース」を作製した。6月14日からクラウドファンディングサイト・GREEN FUNDINGに登場したが、記事掲載時点ですでに目標金額を達成するほどの人気となっている。

  • 「うまい棒」専用アルミケースが誕生する - ネット「厳重すぎで吹いたw」「助かる」

    「うまい棒」を衝撃から守ってくれる保管用アルミケースが誕生する

「うまい棒ケース」は、パフ状で壊れやすい「うまい棒」をどこにでも安全に持ち運べるように設計された「うまい棒」の保管用アルミケース。同社の50年以上の経験と技術力を結集させて、本気で作った逸品で、衝撃からうまい棒を守ってくれる。

  • 「うまい棒」が高級菓子に見えてくる見た目だ

同商品を作製する発端となったのは、社員の孫が幼稚園のお楽しみ会で貰ったうまい棒が通園バッグの中で粉々になってしまった悲劇からだそう。悲しむ孫を見た社員が「可愛い孫を悲しませたくないねん!!」と決心し、このプロジェクトを立ち上げたのだとか。

老若男女問わず同じ経験をしているはずだと考えた同社は、公式SNSでプロジェクトを公表したところ、「楽しい」「モノ作りとして勉強になる」といった共感の声が集まり、この反響を受けてクラウドファンディングを考えたという。そして、うまい棒の製造元であるやおきんからも許可を取り、特別なケースの作製しクラウドファンディングを開始するにいたったそうだ。

<動画>うまい棒ケースが出来るまで

製造過程では、アルミ板を切断し、プレス加工。仮組みしたケースを固定し、錠前と蝶番を取り付けてケースの蓋と底を結合する。そして、内装材はうまい棒の形状に合わせて作成し、レーザー彫刻でうまい棒のロゴをケースに施している。重厚感があり、おしゃれな見た目だ。YouTube上で製造過程を公開しているので、ぜひ見てほしい。特注ケースを約50年間作り続けてきた技術力を見られるだろう。

  • しっかりと「うまい棒」採寸し製造

  • うまい棒のロゴをケースに刻印。重厚感がありおしゃれだ

実際の使用感を確認するために、高さ70cmからの落下試験を10回実施。結果、うまい棒は割れることも粉々になることもなく、きちんとケースがその役目を果たしたとのことだ。

クラウドファンディングにおける同商品の目標金額は5万円だった。しかし記事執筆時点では、目標金額をゆうに超え支援総額は93万円にのぼっている。なお「うまい棒ケース」のクラファンは7月31日まで支援募集を行なっている。

  • 支援総額が100万円に迫る勢い!

ネット上では「これはいい」「想像以上にガチで作ってそうで笑う」「厳重すぎでうまい棒吹いたw」「うまい棒が高級に見える」「うまい棒に嘆く孫w」「助かる」「こういうこと真面目にやるところ、好き😂」「なんか高級菓子に見える」などの声が寄せられた。