イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で日本人初の決勝進出を果たしたお笑い芸人のとにかく明るい安村が16日、都内の日本外国特派員協会で会見した。

  • とにかく明るい安村

同番組で安村は、「安心してください、はいてますよ」の持ちネタを英語で披露して爆笑をさらい、準決勝で敗れたもののワイルドカード枠で選ばれ決勝に進出した。

この日の会見では、バスローブ姿で「ハロー!」と挨拶しながら登場し、中央に立つとバスローブを脱ぎ捨て全裸ネタの英語バージョンを披露。「Don't worry I'm wearing」の決めセリフに報道陣も「パンツ!」という掛け声で返すと、満面の笑顔を見せていた。

イギリスと日本の観客の反応の違いを聞かれると、安村はまず「地元が北海道の旭川なので、雪まつりなどでマイナス15度の中でネタをやることが増えたんですが、そのときに寒暖差アレルギーを持っていることに気づきました。寒いところから暖かいところ、暖かいところから寒いところに行くと体中がかゆくなる」と告白。

その上で、「イギリスのお客さんも雪まつりに来ている日本のお客さんもすごくテンションが高い。雪まつりのお客さんもネタを見るというより、全裸ポーズをやったら『頑張れ!』ってみんな応援する感じでしたが、イギリスのお客さんは自分も楽しむ、自分も会場のショーの一員みたいな感じで一緒に参加する感じがあって、それがすごく楽しくて」と観客の反応の違いを述べ、「日本のお客さんも今後、『パンツ!』ってみんなで言えたら楽しいなと思いました」と話した。

また、ブロードウェイ進出を提案されると、「やりたいですね! アメリカでもやってみたいと思いますし、ブロードウェイが許してくれるならもちろん参加したいです」と意欲を見せ、さらに、「スーパーボールのハーフタイムショーとかどうですかね(笑)。ワンポイントで、誰か向こうのミュージシャンの方の曲の中で全裸ポーズを一瞬やるとか、そういうのも夢です。ぜひ世界中で全裸ポーズをやりたい」と野望を語っていた。