俳優の松岡広大が、ダンス&ボーカルグループ・EXILE、FANTASTICSの佐藤大樹が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』(ABCテレビ7月9日スタート 毎週日曜23:55~、テレビ朝日7月8日スタート 毎週土曜26:30~※ほか地域でも放送予定、TVer/ABEMAで見逃し配信)に出演することが16日、明らかになった。
原作は「comico」(連載時は「comico PLUS」)にて連載され、女性ランキング1位を獲得し続けるなど人気を博した緒之氏によるWEBTOON作品。物語は、かつてのバイト仲間だった康祐(佐藤大樹)、早苗(美山加恋)、明日美(工藤遥)ら5人が、25歳前後(アラウンドクォーター:略してアラクオ)を迎え、それぞれが直面する“25歳の壁”、そして“恋の分岐点”にフォーカスを当て、悩み傷つき過ちを繰り返しながらも、自分なりの乗り越え方を見つけていく恋愛群像ストーリーだ。
松岡が演じるのは、康祐、早苗、明日美のバイト仲間で、3人よりも1つ上・26歳の横山直己。ミステリアスな雰囲気をまとい、康祐も遊びに来るサパークラブ(男性がカウンター越しに接客するナイトクラブ)で働く直己だが、実は康祐たちには話さない“惑い”を抱えていた。
2015年にライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』のうずまきナルト役で舞台初主演を果たし、2022年には『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』(ABC テレビ、地上波連ドラ初主演。中尾暢樹とW主演)、2023年9月には映画『沈黙の艦隊』の公開も控えている松岡。妖しさをまとわせた直己役に注目だ。
20日には、俳優・モデルとして活躍中の5人目のキャストも発表される。
■横山直己役 松岡広大
――原作を読んだ感想をお聞かせください。
経験や知識からなる知性は評価の仕方が沢山あるのでどう伝えればいいかわかりませんが、端的に言うとずる賢くなりすぎだなと感じました。登場人物たちは円滑に、円満にと「合理的に」考えているようですが、それは誰かのためではなく自分だけの都合のいい逃げ道を作っているのかなと。守ることに対して否定はしないけれども、合理性だけでは語れないのが歳を重ねること、生きること、人、ヒト、と何かをすることなのではと感じました。
――演じる「直己」の印象は? 彼の魅力に感じた部分もお聞かせください。
常に一歩離れて俯瞰して周りを見ている人物で、どこか厭世的。ただ、その生き方のせいなのか、人付き合いさえも蔑ろにして一人でもいいと誓っているように見えますが、それは傷つくのも傷つけられるのも嫌いだと言っていることの裏付けで、自分を守るための盾が同時に諸刃の剣であることに鈍感な人なのかなという印象です。
――最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
わかりやすさや軽さで補完する作品ではないですし、断定もしません。恋だけの側面に限らず、頻繁に起こり得る言語化が難しい複雑な感情を、複雑なまま剥き出すことで、その中身を視聴者の方々それぞれで覗いてもらえたらいいなと思います。自由に、想像していただくのが何よりの喜びであり理想です。
■新田康祐役 佐藤大樹
――直己役を松岡広大さんが演じられるとお聞きした際の感想、松岡さんの印象をお聞かせください。
素直に役にピッタリだと思いました! 沢山のキャリアを積まれているだけあって、引き出しも多くて器用で、本当に頼もしい俳優さんだと思いました! 個人的には直己と瞬のシーンがとても楽しみです!