フリーウェイジャパンは6月15日、「2023年度 夏のボーナス実態調査」の結果を発表した。調査期間は5月16日~22日、調査対象・有効回答は小企業/零細企業の従業員140人、代表取締役115人。
まず、経営者に夏のボーナスの支給予定を質問すると、「支給予定あり/支給済み」は31.3%と、2022年度と比べて11.7ポイント減少。この他、「支給予定無し」は33.9%、「未定」は8.7%となった。
次に、ボーナスが支給された・支給予定で金額を把握している従業員にボーナスの支給額を聞くと、「10万円~20万円未満」と「50万円~60万円未満」が同率の20.0%で最多。次いで「40万円~50万円未満」が16.7%、「30万円~40万円未満」が13.3%、「10万円未満」が10.0%、「20万円~30万円未満」が6.7%と続いた。平均額は44.1万円で、昨年度の支給額平均42.8万円から1.3万円増加した。
ボーナスの使い道をみると、1位は「預金・貯金」(40.0%)で、昨年から続いて最多となったが、割合は12.1ポイント減少。以下、2位「生活費」(20.0%)、3位「借金・ローンなどの返済」(13.3%)、4位「投資・資産運用」・「趣味・娯楽」・「教育費」(各6.7%)と続き、同調査では「コロナ禍で貯蓄に回す傾向が強かった昨年と比較して、支出の傾向が強まる結果」となったと分析している。