「動き回るQRコードのリンク」とは、カメラをQRコードにかざすと現れる黄色いリンクボタンのことでしょうか? 確かに、QRコード近くに出現したリンクボタンは手ブレにあわせて上下左右に動くため、少々タップしにくいですよね。歩きながらポスターに貼られたQRコードを読み取るなど、大きい体の動きがあるときにはイライラすること間違いなしです。
iOS 16の現在では、この問題への対処には「コードスキャナー」の利用が近道です。コードスキャナーはQRコード読み取り専用アプリで、URLが含まれるQRコードを読み取り次第SafariでそのWEBページにアクセスします。カメラアプリでは、黄色いリンクボタンをタップしないかぎりWEBページを開けませんが、コードスキャナーはQRコードにかざすだけでOKです。
コードスキャナーを利用するには、「設定」→「コントロールセンター」の順に画面を開き、「コードスキャナー」コントロールを追加しましょう。カメラアプリの機能ではなく、コントロールセンターから起動したコードスキャナーを使いQRコードを読み取れば、動き回る黄色いリンクボタンに悩まされることはありません。
ところで、2023年秋に提供開始予定の「iOS 17」では、カメラアプリのQRコード読み取り機能が改良され、黄色いリンクボタンがシャッターボタン上に固定されるようになるそうです。コードスキャナーを準備するほどではない、用途によってカメラアプリと使い分けるのは面倒だ、という場合にはiOS 17を待つのもひとつの方法ですよ。