俳優の山田裕貴が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)。16日放送の第9話を前に、宮崎真佐子プロデューサーが見どころを語った。

  • 『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』第9話の場面写真

本作は、都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で、乗客たちが生き抜くためのサバイバル生活を繰り広げる物語。この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じている。

■第9話あらすじ

再びワームホールを出現させ、なんとか過去へ戻ることに成功した乗客たち。しかしたどり着いたのは元いた2023年ではなく、地球環境が激変する半年ほど前の2026年5月の東京だった! 元いた世界から3年後ではあるものの家族との再会を喜ぶ優斗(赤楚衛二)や紗枝(上白石萌歌)たち、成長した我が子を抱きしめる佳代子(松雪泰子)。皆が思い思いに過去へ戻った実感を味わう中、直哉(山田裕貴)もまた、気にかけていた弟・達哉(池田優斗)との再会を果たす。

やがて元の生活へと戻り、未来で見てきたこと、まもなく地球に起こる出来事について必死に訴える乗客たち。しかし警察や政府は彼らの証言を本気にしないばかりか、植村(ウエンツ瑛士)らの勝手な行動もあり、乗客たちは周囲からの好奇の目に晒されてしまう。ただ、加藤(井之脇海)が未来から持ち帰った隕石を手にした蓮見(間宮祥太朗)だけは、何かに気づく。そんな折、直哉の体にはある重大な異変が起こっていて……。

■宮崎真佐子プロデューサーコメント

最終章前編である9話は、みんなの切なる想いがたくさん詰まった回です。ついに元の世界に戻ってきた乗客たち。しかしそこは3年後の2026年だった。ずっと想ってきた、会いたかった家族と再会できたのはいいものの、世間は彼らが未来にいたということを信じられないばかりか、思ってもみなかった扱い方をされてしまう。それは死ぬ思いで戻って来た彼らにとって、あまりにもキツい仕打ちだった。

このドラマの企画当初から、タイムスリップをする、だけど元の世界に戻った、その先の話もやりたいと考えていました。そこに、このドラマの伝えたいことが描けると思っていたからです。

キャストの皆さんもこの9話をとても気に入ってくださり、サバイバルの環境を走り抜けたからこそ込められる、世の中に伝えたい、ありったけの想いを9話のお芝居に込めてくれました。

詳しいことはネタバレになるので言えませんが、ただただとにかく見てほしい回です! まじめな話は置いておくと、みんなの衣装が変わりますし、背景に木も砂漠も無くて、とにかく新鮮です。キャストに皆さんも、撮影をしながら、「何だか落ちつかない。ふわふわする」と話してました。みんなのビジュアルがガラっと変わった9話、ぜひお楽しみに!

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