レクサスは米国・テキサス州オースティンで新型「GX」を世界初公開した。2023年末から順次、各地域に展開していく。
2002年から北米を中心に販売を開始したGXはボディオンフレーム構造のSUV。高い走破性と上質なインテリアを両立しているところが特徴だ。世界の約30の国と地域で、2023年3月末までに累計約54万台を販売してきた。
新型GXの車両開発コンセプトは「ザ・プレミアム・オフローダー」。過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、ユーザーがクルマと共に過ごすさまざまなシーンで心高まる体験を提供するために進化を遂げたという。
2002年の販売開始以来、今回は初めてプラットフォームを刷新する。「LX」と同じ新GA-Fプラットフォームを採用し、静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせたV6ツインターボエンジンの搭載するなど、車両の基本性能を飛躍的に進化させている。
伝統の悪路走破性も、オフロード走行性能を追求したパッケージの追求や、路面追従性を向上させるレクサス初採用のE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などを通じて一段と向上した。
さらにオンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用などによりもたらされるリニアなステアリング応答性など、本格オフローダーでありながらもレクサスらしい乗り味を実現した。
エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。
インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも安心感をもたらすモダンで快適な室内空間を提供する。