元プロ野球選手で野球解説者の佐々木主浩氏が10日、YouTubeチャンネル『名球会チャンネル』に出演。動画「【聞いてくれ!】守護神 栗林・山崎・松井に継ぐ、クローザーの心得とは!? 藤川球児×佐々木主浩〜最強クローザースペシャル対談〜<日本プロ野球名球会>」内にて、自身の代名詞であるフォークについて語った。
同チャンネルでは今回、佐々木氏と藤川球児氏の対談企画を実施。そのなかで、広島の栗林良吏が4月29日のジャイアンツ戦にて、中田翔に逆転2ランを浴びたという話題に。
「僕のなかではもう(打たれる)雰囲気が出てるわけですよ。分かるじゃないですか、抑えしてたら」と語る藤川氏に対し、佐々木氏は「この間、ちらっと新井(貴浩監督)には言ったんだけど、栗林って別に球は悪くないじゃん? 結局これ(フォーク)じゃん? これの落ちが悪くなって打たれてる。なんでそれに気づかないか」と持論を展開。
続けて、「攻めていって攻めていって、ランナー背負ったらこれ(フォーク)ばっか」と指摘し、さらに「山崎もそう」と、DeNA・山崎康晃の名前も出すことに。
これには藤川氏も「おっしゃるとおりです」「気持ちが引いてるんで。栗林投手が悪いとかじゃなくて、あの空間で戦いをさせてもらえてない」と納得。その上で「どうしてもこの場をなんとか逃げ切りたい。ベンチではそれでいいんですよ。でも、ピッチャーって攻めてるんですよね。逃げ切らなきゃいけないっていうのは周りが言うことであって、投手は逃げ切ろうとはしてない」と解説した。
藤川氏の意見を受け、佐々木氏は「ちょっとでも弱気な気持ちが出た瞬間にやられちゃうよね」とうなずきつつ、「俺も真っ直ぐだもん。フォークは適当」「あんな適当なボールはないよ。どれだけ落ちるか分からないんだから」とキッパリ。「真っ直ぐが遅くなって俺も引退を考えたから」と、ストレートが全ての基本だと訴えていた。